4歳児 たんぽぽ組

たんぽぽ組(4歳児)今週の一場面

ドッジボールしよう!と、自分たちでラインを引いて遊び始めています。

今まで教師が環境として事前にコートをかいておくことが多くありましたが、子ども達が雨上がりの日にいつもの場所にあったコートが消えてしまっているのをみつけました。それでもドッジボールがやりたい!と、ラインカーで引き始めました。しかし

ほそながーいコートをかき始めました。

「ええっ?これでいいの??」と教師が聞きましたが、子ども達はまったく気にせず…

一緒に遊び始めると、狭いからの当てやすさや、遠いからの逃げやすさもあり、これはこれで盛り上がりました。大人の固定概念は、子どもの自由な発想の楽しさの前では役に立たないことが多いなぁと、今年一年思うことが多くあります。

部屋では、けん玉を毎日繰り返し遊び、とても上達した子が師匠になり、みんなに教えています。

コマやお手玉よりも難しく、年中児だとたまたま乗せられるくらいの遊びですが、毎日遊び続けた子が簡単そうにひょいひょい乗せている姿を見せると、他の子も(あれ?簡単なのかな?僕も出来るかもしれないからやってみよう)という感じに、挑戦するようになってきました。毎日毎日たとえ一人でもじっくり遊び続けていた子も、みんなと一緒に出来ることが嬉しくて、優しく教えてくれています。どちらにもとても良い刺激になり、次はけん玉が盛り上がっていきそうです。

雨の日には、お花紙でお花を作りました。好きな色を5枚選び、機械でカシャンと動かすと、ちょうちょうのような形ができ、広げると綺麗なお花ができます。教師が作っていると、やりたい!と集まってきて…

どんどん出来上がっていきました。一枚ずつ破れないようにゆっくり広げることは難しいのですが、きれいなお花を作りたい気持ちでいくつも広げていました。

途中で気が付いて、後から来た子には子ども同士で教え合い、完成すると髪に付けてお姫様に変身して…

ピクニックに出かけていました。

そしてさくら組のミナモちゃんのショーにも呼んでもらい

可愛い髪飾りを付けて楽しく踊りました。鏡を見て自分の姿にうっとりする子もいました。

それぞれ自分の楽しいことをみつけ、友達と繋がり、繰り返し遊び、笑顔が溢れています。たんぽぽ組で過ごせるのもあと数日になり、年長児への期待と年中の教師との別れの寂しさを感じる子が増えてきました。寂しさを感じられる、涙を流せるほどの心の成長を感じ、嬉しく思います。一緒に過ごせるあと数日、私の大好きをいっぱい言葉や行動で伝えていきたいと思います。