5歳児 いちょう組

5歳児いちょう組 今週の「遊びの中の学び」

みんなで登れてよかった!~金華山登山~

 楽しみにしていた遠足は、雲一つない青空。出発前からワクワクしている表情がたくさん見られました。8名のおじさん(※)がサポーターとして参加してくださり元気に出発しました。

(※)子供たちが、自分のお父さんとだけでなくみんなのお父さんとして触れ合えるようにとの思いから「おじさん」と呼んでいます。年2回、おじさんとの触れ合いを楽しむPTА主催の「おじさんと遊ぶ会」があります。

 残念ながら一緒に登れない園長先生とは、「めい想の小径」の登山口で一旦お別れ。その時、子供たちから歓声が!目線の先には、1匹のリスがいました。

 木の前にゆったりと腰掛けた男の人と1本の木とを行き来しながら、餌を食べたり、幹から枝に渡ったりする愛らしいリスに、私たちは時間も忘れて見とれていました。

 リスとの別れを惜しみながら、再び出発。頂上にある岐阜城を目指して歩を進めました。「2100(m)だったのに、もう700(m)まで来た!」と、看板に書かれた岐阜城までの数字が少なくなっていくことや、時折木々の間から見える景色に、「海が見えてきた!(長良川です…)」と高くなることで見えるものが広がっていくことを発見し、友達やおじさんと共有していました。

途中の「ビュースポット」では、「百々ヶ峰や伊吹山が見えます。」の言葉にピン!と反応する子供たち。「(岐阜市で一番高い)百々ヶ峰は、あれだ!」と、これまで話題になっていたことを自分の目で確かめる喜びを味わいました。

「早くお弁当が食べたい。」、「先生、おんぶして。」と少し疲れを見せかけた時、「ヤッホー!」という園長先生の声に、残っていたエンジンがフル回転!岩肌が見える急な斜面を、手も使って登りながら、ぐんぐん進みます。

「やったー!」園長先生と、その後ろに構える大きな岐阜城が目に入ると、登り切った嬉しさを笑顔で確かめ合う子供たちでした。

岐阜城の前で食べるお弁当はもちろん最高!岐阜城の最上階から見る景色も最高!

後日、子供たちは、「楽しかった!」、「できる!って思った。」、「リスがかわいかった。」「空気もよかった。」、「お城の中の刀がすごかった。」、「百々ヶ峰の方が簡単に登れるよ。」、「みんなで登れて嬉しかった。」等々、これまでみんなで生活したり取り組んだりしてきたことで実感できた感動が再びよみがえりました。