虫たちの様子に心を動かして、見たり、触れたり、お世話をしたりすることを楽しんでいます。
先週の金曜日に、家から持ってきてくれていたカマキリの卵が孵化して、大量の赤ちゃんが生まれたことや、園庭のミカンの苗木に蝶が卵を産み付ける場面をちょうど見たことなどから、虫への興味が高まっています。
蝶がひらひらと飛び回っている様子を静かに一緒に見ていると、「ちょん」とおしりを葉っぱに付けてすぐに飛び立って行きました。その後葉っぱを見に行くと…
「たまごだ!」「ちっちゃいねぇ!」「かわいいね!」
とそれぞれ感じたことを笑顔でお互いに伝え合っていました。
カブトムシの幼虫では、昨年から飼育していた幼虫の家である腐葉土を、新しく入れ替えることを一緒にすると
「大きいね!」「あれ(絵本)と一緒だね!」「触ってみたい!」「なんかぷにぷにしてる!」
新しい腐葉土の中に移し替えて、じっと様子を見ていると…
「なんかもぞもぞしてる!」「こっちの子が一番はやいよ!(早く潜っていったよ)」「この子動かないね。大丈夫かな?」など、興味をもって見ている子や
「ちょっと怖い。」「やだ!触りたくない!」「どうしよう。。。」
と気になるものの、不安な気持ちで様子を見ている子もいました。
ダンゴムシでは
温かくなり、日陰や石の下などにたくさんいることを発見して、頭を突き合わせて取り合いをしたり
プランターの下を覗き込んで見つけたり
捕まえてきたダンゴムシを、手作りのダンゴムシ迷路に解き放ち、自分たちが作った迷路を通る様子を嬉しそうに見守ったりしています。
カマキリでは
18日金曜日に生まれた為、帰りの会で飼育図鑑を見て、アブラムシを捕まえてきたり、バナナを一切れ瓶に入れてコバエが集まるのを待ち、蓋をして虫かごに入れたりするなどの方法が書いてあるのをみんなに伝えると…
月曜日の朝さっそくアブラムシを捕まえてきてくれた子や、バナナを一切れ持ってきてくれた子、ネットで調べてヨーグルトも食べるらしいと、ヨーグルトを持ってきてくれる子もいました。保護者の皆様のご協力ありがとうございました。
そして虫かごにアブラムシを入れると
小さいカマキリがもっと小さいアブラムシを掴んでむしゃむしゃと食べている様子がはっきりと見ることができました!
次の日には持ってきて頂いたバナナでコバエを捕まえることができ、コバエも捕獲して食べていました。
いろいろな生き物の様子をみて、不思議に思ったり、可愛い・こわいと感じたり、触ってみたい気持ちになったり、それぞれの思いを言葉や行動で表現しているれんげ組さんです。この生き物たちがどうなっていくのか、その姿を見ながら喜んだり、困ったり、考えたり、悲しんだりしながら関わっていきたいと思います。
戸外では
どろんこ服に着替えて暑い日差しの中、心地よい水と砂の感触を楽しんでいたり
いろいろな道具を持ち込んで、それぞれのイメージした話をしながらおうちごっこを楽しんだりしています。
暖かい春をいっきに通り越して暑い夏になったような気温ですが、生き物たちが生まれ、すくすく育っています。雨上がりにはダンゴムシが活動的になり、探さなくても捕まえられるくらい思い出の森を散歩しています。その様子を子どもたちと発見し関わったり、触れて感じたりしながら楽しんでいきたいと思います。
先週の色水の結果としては、色の変化がありました。子どもたちとなんで色が変わったのか結果について考えると、「今度は砂場の山の中に入れたらどうなるかな?」「穴掘って埋めたらどうなるかな?」と面白い発言をしていました。
が、それからは虫たちに興味が向いているからか実験は進んでいません。。。ので、また興味が向いたときに実験を楽しんでいきたいと思います。