5月21日(水)
いちごサンドイッチ屋さんが無事開催されました。
赤くなったイチゴをその都度収穫して、今すぐ食べたい気持ちを抑えながら、みんなで料理することをワクワク楽しみにしていました。
『火を使って料理をしないといけないこと』と、『作り方が分かって自分たちだけで作れること』を先に話して、みんなで子ども会議。どんな料理を作ろうか、食べたいものがありすぎてすぐには決まりません。
そんな中、「イチゴをジャムにして、パンにはさんでサンドイッチって美味しいよね。」とAさん。「僕もそう言おうと思っていた!」「この前お母さんがイチゴジャム作ってくれたから、お母さんに聞いたら作り方分かる!」「じゃあ私たちも作れるね。」「サンドイッチ屋さんだ~!」「私シェフになるわ。」「私もなりたい!」
ということでいちょう組はイチゴジャムを作って、サンドイッチ屋さんをすることに決まりました。
「かわいく素敵にしよ!」と看板や、飾り作りをして準備ばっちり!
待ちに待ったいちごサンドイッチ屋さんオープンの日です。
「早く寝て早く起きて早く準備してきた!」とやる気十分の子どもたちでした。
材料を見て、本当に砂糖かちょっぴり味見。「あま~い。」「美味しいね。」ますます期待が膨らみます。
火にかけると、甘い匂いが漂ってきて、「いいにおい!」「どんどん色が変わってきている。」「イチゴの形が変わってきた!」といろいろなことに気が付けるところ、よく見ていますね。
順番にお玉で混ぜながら、「おいしくなあれ、おいしくなあれ♡」と言いながら気持ちを込めます。
とても美味しそうに出来上がりました。
さて次は出来上がったジャムを食パンにのせていきます。ジャムを上品に少しずつのせる子も、溢れるばかりにたっぷりのせる子も、端っこまできれいに塗りたい子も、どの子も一生懸命。心を込めて作っている様子でした。
次はサンドイッチが入ったパックを、慎重に輪ゴムでとめて…。完成!!
机を並べて、テーブルクロスを敷いて、開店準備が整いました。
「ひまわりさん迎えに行かなきゃ。」「優しく呼びに行こうね。」「来てくれるかな~。」
「サンドイッチ屋さんがあるよ。一緒にいちょう組に行こう。」
「どう?おいしい?よかった~!!」
「来てくれてありがとう。送っていくからね~。」
子どもたちの中では送り迎えは当たり前だったようです。
やさしく手を繋いで手を振りお見送りが終ると、次はれんげ組さん。
いちょう組イチゴサンドイッチ屋さんは、優しく丁寧な接客です。「いらっしゃいませ。」「いつも来てくれてありがとうございます。」(オープン初日というか今日限定ですが)、美味しくて「おかわりある?」と聞かれた店員さんは、優しく笑顔で空のおぼんを見せて「ごめんね。売り切れなの。」等と丁寧に話しながらも、スピーディーな提供に加え、さらにまるで争奪戦かのように食べ終わりと同時に光の速さで空のパックが下げられていく様子がなんとも面白くてたまりませんでした。
そしてその後の分別もお任せあれ!
れんげさんを保育室に送り届けると、待ってました私たちが食べる番!!
イチゴサンドイッチに加えて、子どもたちにはサプライズでイチゴサイダーも。
「かんぱーい!」をして、食べてみると・・・。
「おいしい!」「こんなにおいしいジャムになったんだ。」「すごい!」「あ~もっと食べたい!」
残念ながらおかわりはなかったのですが、こんな話をしていたのです。「サンドイッチってパンの耳切ってあげた方がいいんじゃない?耳は私たちが食べる?」とパンの耳について考えていたBさんがいました。
Bさんのアイデアを伝えると大喜び!パンの耳もジャムに付けて、「私たちだけ特別♪」と大喜びで味わいました。
甘くておいしくて幸せな時間に、そして自分たちの思いを実現した経験が、きっとまた次への自信となっていってくれることと思います。