7月4日(金)
春から、餌など、お家の方々にも協力していただいて育てていた幼虫たちが、次々に成虫になりました。
合計でいったい何匹育てていたのでしょうか?
たくさん飼育していたので、なかには、子ども達も羽化の瞬間や羽を広げる様子を目の前で見られる時もありました!
サナギから出てきたばかりの時には、
「(羽)ちっちゃ!」「これで飛べるの?」と驚く子や、心配する子もいました。
大人は知っているので、羽を乾かしている時は、”触らずに見守る”のですが、子ども達は、”生まれた!やったー!気になるから触りたい!”と手が伸びるものですね。
大人の心の中は、”あっ・・・、大丈夫かな・・・”と、ハラハラするのですが、子ども達は実際にに見て触れて、学んでいきますね。
チョウが好きなところは、バタフライガーデンの花?ということで、飼育ケースから出してみることに。
「おなか、すいていたのかな?」
すぐに、花の蜜を吸う様子が目の前で見られました。
蜜を吸って大空に飛びたとうとすると、「元気でね~。また来てね~。」と手を振って見送りました。
担任の個人的な思いとしては、昨年の年長児の、”かのうようちえんをチョウでいっぱいにしたい!”の思いを引き継いでチョウを園庭に放しているところもあります。
今年度も、たくさんのアゲハ蝶が園庭に飛んでいるのを見ると、去年のチョウの子どもかな?と思ったり、また幼稚園に卵を産みに戻って来てねと思ったり・・・。
子ども達の、チョウや生き物に対する、思いや経験も繋がっていってくれると嬉しいです。
今週は雨の日も多かったですね。
大きな段ボールを見ると、「中に入りたい!」と子ども達。
ダンボールカッターを大人と一緒に使っていきます。
道具が使える面白さもあり、「私もやってみたい!」と、代わり合いながら挑戦していきます。
扉が出来て、中に入れると、「あ!」と、それぞれ思い付くことがあったようです。
「お化け屋敷にしたい。」「おうちみたい!」「トンネルにしたら?」「ここからアイドルが出るのは?」「真っ暗にしたい。」「屋根があるといい!」
それぞれのイメージは少しずつ違うのですが、数人で簡単なイメージを共有して遊ぶ姿が出てきています。
「これはどうするの?」と相手に聞いてみたり、「~しようかなと思って。」と伝えてみたり。
子ども達同士の会話に耳を傾けると、やりとりしている様子が可愛らしいです。
子ども達は、天井の低い、囲われた空間が好きですよね。
子どもの世界がここにはあるようで、面白い会話が聞こえてきたり、チョウと友達のように遊んでいたり、電気やお化けなど作ったものを壁や天井に付けようと、時には怒りながらも頑張っていたり。
子ども達の世界がある時には、大人は、あまり手を出し過ぎずに、声を掛け過ぎずに見守りながら、ちょこっと支えたい時もありますよね。