11月12日(水)
〜うまく水が流れない!どうする?〜
砂場で友達や教師と山を作って遊んでいます。小さいスコップで砂を積み上げています。
「砂糖をかけます。」「雪をかけます。」「塩をかけます。」砂を色々なものに見立てています。
友達の言葉を聞いて、「甘いね。」、「寒いね。」、「辛い山だね。」と会話を楽しみながら、作っています。

加納中学校のお兄さん、お姉さんが来てくれた日は、とても高い山ができました。
この日は、ポカポカの陽気でした。山の周りに水を流し始めた子がいました。お兄ちゃんが、タライで水を流してくれると、両方から流した水がつながりました。「うわー、つながった!」と歓声が上がりました。

そして、高い山に立てかけて、樋を置いた子がいました。長い樋や短い樋などたくさんつなげていきます。水を流してみると、水が途中まで流れるものの、途中で水が漏れてしまいます。
「あれー、どうしてかな?」と困っていました。私も、「困ったねー。どうすればいいのかなー?」と声をかけました。
流れないということは、大事な学びの時間です。「ここから、水が出てる。」と注目しています。
しばらく考えていると、「こうすればいいんじゃない?」と樋の上下を組み替える子が出てきました。「流れたね。」と喜んでいると、「ここにこれ(タライ)を置こうよ。」と提案する子が出てきました。確か流れた水を貯めるとおもしろいですよね。
しかし、そのタライを置いたことで、樋が途中で窪んでしまっています。「流れない。」とみんな困っています。しばらくみんなで困っていると、小さなバケツを逆さまにして樋の土台にするやり方を考えた子がいました。

流してみると、うまく流れました。その場にいた子と、ハイタッチをして喜び合いました。

大人が簡単に答えを出すのではなく、時間をかけて、うまくいかない経験もしながら、考えたり、やってみたりすることが大事ですね。
うまく行った時のうれしさは、格別ですね。
別の日は、樋をたくさん積み重ねる作戦をしていました。
砂場でたっぷり遊んんでいます。いつも、お洗濯、ありがとうございます。
岐阜市立加納幼稚園 

