11月28日(金)
〜秋。暑い頃から遊びが少し変わってきています。〜
思い出の森で大きな葉っぱを見つけた子や黒い実を見つけた子がいました。

秋の自然物を見つけられる思い出の森はいいですね。その自然物が、子どもたちにとっては、宝物です。
幼稚園に登園して来る時に、赤い実を1つ見つけた子が、思い出の森に実を探しに行きました。笹の葉っぱをかけ分けて探すと赤い実や黒い実が見つかりました。「あった!」と大喜び。
透明カップに水を入れて大事な実を浮かべて、「リンゴジュースできたよ。」と話していました。

でも、よーく見ると、水に浮かんでいる実と沈んでいる実があることに気がつきました。傍にいた子と「なんでかな?」、「不思議だね。」と考えましたが、わかりません。年中組の子が、「重いのは、沈んで、軽いのは、浮くんだよ。」と教えてくれたので、手の平に乗せて持ってみましたが、重さの違いがよくわかりませんでした。
しかし、木の実1つから遊びが始まったり、よく見て発見したりしているところが素敵です。答えが出なくても、よく見て、考える体験を大事にしています。
また、ダンゴムシ探しをしているときに、「前(暑い時)は、たくさんいたのに、いないなー。」

「寒いからかなー?」、「暖かい所にいるのかなー?」「葉っぱの下かなー?」など色々考えて探しましたが、1匹だけしか見つかりませんでした。

季節が移っていくと、ダンゴムシ探しの遊びも変わってきますね。
気温が低くなってきているので、体を動かす遊びが盛り上がってきます。
「レーシングカーだよ。」「一緒に走ろう。」と友達を誘っています。

土山のてっぺんからスタートすると、スリルがありますが、少し怖いです。
最初は、土山の中腹からスタートし、自分の技量に合わせているので、よく考えているなと思います。

ぶつからないように白ラインを引いて、その中で走り下りています。
緑の遊具の方に行ってしまった時は、両足を踏ん張って、ブレーキをかけています。
車を坂の上に持っていく時は、ラインの外を歩いています。

友達の様子も見ながら、「ツ・ツ・ツ・ツー」とスタート音を言って、繰り返し楽しんでいました。
みんながルールを守っているので、安全に遊べます。場を共有して遊ぶ楽しさを存分に味わっていました。
足こぎ車は、6台です。楽しそうな様子を見て、「車、貸して。」と言いにきた子がいました。言われた方の子は、夢中で遊んでいるので、「使ってる。」、「ダメよ。」と答えています。教師も少し加勢して、「どうしてもやりたいんだよね。1回、乗ったら、代われるそうなんだけどな。」と声をかけると、しばらくして、「代わりばんこしよ。」と車を貸してくれる子が出てきました。
まだ使っていたいけど、他の子の気持ちも感じて声を掛けてくれました。車を渡してもらった子は、本当にうれしそうでした。代ってもらえるまで、待っていてよかったですね。どちらの気持ちも大事にしています。

色々な場面でちゅうりっぷ組とひまわり組の交流があり、嬉しいです。
れんげ組の子がクッキー屋さんを開いてくれたので、1円を持って買いに行きました。「家に、持って帰っていいいの?」と聞くと、「いいよ。」と言ってもらい、大事にカバンにしまっていました。


岐阜市立加納幼稚園 

