5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児)今週の一場面

12月24日(水)

1年で一番長い2学期が終わりました。いろいろな場面で子どもたちの成長が感じられた2学期でした。

ドッジボールが盛り上がっています。

「ドッジボールやろうよ!」と自分たちで声を掛け、誘い合って戸外へ飛び出し、自分たちで始めています。

最初はボールに当たっては泣き、ボールの取り合いになって怒り、思い通りにならないとその場からいなくなり、負けると「もうやらない!」と宣言し・・・どんどん人がいなくなって遊び自体がなかなか成り立たないような状況でした。

もっと遡れば親子ふれあいフェスティバル②(運動会)頃に楽しんでいたリレー遊び等、勝負事でいちょう組対さくら組で対決した時には、一度負けるとどんな励ましの言葉をかけても、なかなか前向きにはなれず・・・、頭では受け止めようとするけど体は動かない・・・そんな雰囲気でした。

それが今はどうでしょう。ドッジボールも当然勝ったり負けたりの勝負事です。遊びの中でいろいろな分け方でチームを決め、いろいろな気持ちを味わいます。クラスで対決することになった時も最初はなかなか勝てなかったいちょう組です。

でもあの時とは違います。「あ〜悔しい!もう一回!」「勝ったり負けたりするから面白いんだよね!次は頑張ろう!」等と励まし合いながら(きっとそうやって気持ちを整理し言葉にしながら、自分自身にも言っているのでしょうね)次に向かえるのです。

ボールが当たって、悔しくて涙が出る子もいます。でも涙を拭いながら、諦めません。

ボールが当たって、怒れてきそうになる子も「あ〜当たっちゃったか・・・。(外野に)パスしてね!」とぐっと気持ちをこらえます。

そうしているうちに勝てることも出てきました。

クラス対決をするとなったら、1人残らず全員に声を掛けに行くいちょう組の子どもたちです。「いちょう組対さくら組でやるから、〜さんの力が必要なんだよ!一緒に頑張ろう!」そんな温かい言葉を掛けられたら、嬉しくて思わず体も動きます。

今は1月のドッジボール対決を楽しみにしている子どもたちです。どんな姿を見せてくれるでしょうか?

 

幼稚園にサンタさんが来てくれました。サンタさんからのミッションが届き、謎解きに挑戦!

もう大興奮の子どもたち。

こんな風に頭を寄せ合いながら、みんなで考えます。

そして「あっちの階段探してくる!」「こっち探しとくわ!」「みんなで力合わせよう!集まって!」こんな風に役割分担をしながら、自分たちで声をかけ合いながらできるようになっているんです!

誰かのいいアイデアが出たら、「もう名探偵〜さんじゃん!!」「すごい!すごすぎ!!」と友達を認めながら、みんなでお喜び!

途中「何で私たちのことこんなに知っているんだろう?空から見てた?」「なんかこわい・・・。」(きっと絵本やテレビ等で見る謎解きの世界に入ってしまった感覚なのかな?)とも話していましたが、無事プレゼントを発見。

最後のプレゼントには、ドッジボール用のボールと、これも子どもたちが大好きなカードゲーム。

すぐに「早くやろう!!どっちからやる??」と遊びに向かう子もいる中、「もうサンタさん帰っちゃっていないかもしれないけど、ありがとうっていう気持ちは伝えた方がいいと思う!」と1人の子が言うと、「そうだね!手紙書かなくちゃ!」と今度はみんなで手紙を書き始めました。一人一人の言葉で一生懸命書いていました。

この手紙をどうするか考え、初めは遊戯室のクリスマスツリーの下へ。

でも帰り際、「いちょう組の子たちドッジボールとかカードゲームが好きだよって園長先生がサンタさんに言って、お願いしてくれたんじゃない?」と思いついた子がいて、その手紙は園長先生へと届けられました。

 

最初はありのままの感情を思い切り出しながら、一人一人の気持ちはバラバラ。でも少しずつ変わっていきました。

周りを感じながら気持ちをグッと調整しようとしたり、「〜っていう気持ちだったから、〜したんじゃない?」等と行動や表情から相手の気持ちを考えたりする姿が見られるようになりました。友達に受け止めてもらえる、認めてもらえると誰しも嬉しいものですよね。一人一人の成長が、クラスとしてのまとまりに繋がっているように感じます。

一生懸命でユーモアがあって、可愛くて愛おしいいちょう組の子どもたち。2学期も子どもたちからたくさんのパワーをもらって幸せな日々でした。

至らない点が多々あったこと思いますが、保護者の方々もいつもご理解・ご協力ありがとうございます。

3学期もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。