6月17日
ドーナツください
砂場で、年長組のお姉さん2人がごちそうを並べていました。“おいしそう”と思わず立ち止まり、欲しくなったAくん。
「ください」
とお願いしてみると、
「どうぞ」
と優しく好きなものを選ばせてくれました。
もっと食べたくなったAくんは
「もうひとつください」
と何度もおかわりしました。嬉しそうにひとつひとつ大事そうに食べていきます。
売切れてしまうとAくんは
「もっと食べたいなぁ」
とぽつり。
年長組の2人は、顔見合わせてにっこり。「ちょっと待ってね」と作ってくれました。
ドーナツが気に入ったAくんは自分でも作ってみることにしました。お姉さんみたいにきれいな形にするのは難しいね。先生と一緒に繰り返し挑戦してみると、少しずつ形になり、“できた”という表情のAくん。
素敵なものを作ったり、面白そうな遊びをしたりしている大きい組さんに刺激を受けて、興味も広がります。異年齢の交流を通して、優しくしてもらう嬉しさを感じたり、より楽しいことが広がっていったりするといいなと思います。