2月28日(金) 日頃より、教育ボランティアなどでお世話になっている地域の皆様、保護者の皆様、各種団体の皆様をお招きし、地域ふれあい感謝の会を実施しました。
今年度は、多くの教育活動が予定どおり実施され、子どもたちにとって楽しみが多い1年となりました。日頃からお世話になっている見守り隊や交通安全協会の皆様、地域の行事でお世話になっている木田まちづくり協議会の皆様、地域の店舗の皆様、読み聞かせでお世話になった皆様、授業の中でゲストティーチャーとしてお招きした地域の皆様に対して、子どもたち手作りの感謝状を読み上げてお渡しさせていただきました。
「ありがとうございました。」という感謝の思いと、「これからもよろしくお願いします。」という思いを伝えることができました。
最後に、3名の児童が感謝の気持ちを込めて作文を読み上げました。(以下、3名の児童の作文を紹介します。)
これからも、岐阜市立木田小学校は、「地域と共にある学校」であり続けたいと思います。
【3名の子どもたちの作文紹介】
ぼくの自慢の木田
6年 男子児童
ぼくの住む木田地区には、たくさんの魅力があります。その一つが地域の人との関わりが多くあることです。地域の防犯として青パトと防犯パトロールがあり、地域の高齢者の方が見守り隊となって、家の近くまで一緒に来てくださり、見守ってくださっているおかげで毎日安心して登下校することができます。ぼくのおじいちゃんも見守り隊として青パトを運転したり、下校のときに通学路で見守ったりしています。
また、地域の行事として毎年8月に木田小学校で夏祭りが開催されます。子どもからお年寄りまで楽しめる夏のイベントで、多くの人が参加して楽しんでいます。ぼくも小さいころから参加していて、今では夏休みの楽しみの一つになっています。昨年からは、インリーダーとして、ヨーヨー釣りやバルーンアートのコーナーの担当もして遊びに来た年下の子がよろこぶ姿を見て、ぼくもうれしくなりました。祭のフィナーレは消防団による花火です。すぐ近くで打ち上げられる花火は迫力満点です。
秋は小学校の運動会と地域の市民運動会が合体して、プログラムの中に地域の人の競技が入り、地域の人と小学生が一緒に大玉運びをする競技がありました。大人も子どもも一生懸命で、ぼくが見ていてもとても楽しかったし、拍手や応援も響き、子どもたちだけの運動会のときより盛り上がり、温かい運動会になっていると思います。
今は、地域の人との関わりが多くありますが、将来的に少なくなっていく可能性があります。まず、防犯パトロールの方は高齢者の方が多く、引き継ぐ人がいなくなっています。また、夏祭りや市民運動会など地域の行事を進めている方も若い人が少ないそうです。
安心安全で生活するためには、地域の協力や人と人とのつながりが大切になってきます。もし、災害が起きたときに今のようにかかわりが多くあれば、地域で助け合い、一人暮らしの高齢者も見逃さずに救助できると思います。そのようにするためには、見守り隊の方に感謝をし、住民みんなで地域を守る気持ちをもつことや、地域の行事に積極的に参加をして協力していくことが必要だと思います。また、小学生と地域の人との交流だけでなく、中高生になったら話し合いをして、大人だけでなく、子どもの頃から地域のことを知ることで、地域のよさや大切にする気持ちをもてると思います。
ぼくは、自然が多く、空気がきれいで、地域のつながりが深い木田が好きです。こんな環境で過ごせて幸せです。今の木田を大切にしながら、地域の人との絆をこれからも深めていきたいです。
私の学校の運動会
6年 女子児童
私の学校の運動会は、ちょっと他の学校とは違うところがあります。なぜなら地域のみなさんと運動会をするからです。なので近所のおじさん、おばさんもみえます。地域のみなさんは笑顔で玉入れをしたり、風せんリレーをしたりしています。地域の人たちと運動会をすることで今までの運動会にはない楽しさがあります。例えば、お昼ご飯を食べるとき、家族だけでなく近所のおじさん、おばさんと一緒にわいわい食べられることです。
そこで、私はこの運動会をさらに盛り上げるにはどうすればよいのか考えてみました。
一つ目は、みんなが一人一人応援することです。よく自分の種目が終わって疲れてぼーっと座っている人を見かけます。休憩をすることはとても大切ですが、私だったらその休憩している時間にみんなのことを応援したいです。理由は、応援されるとうれしいし、「もっと、がんばろう。」と思えるからです。
二つ目は、地域のみなさんに挨拶することです。何故かというと地域のみなさんと一緒に遊べる機会なんてそんなにないので、たくさんの人に挨拶して、プラスアルファーに地域のみなさんと喋られるようにすると運動会以外でもしゃべられる機会が増えるからです。
三つ目は、マナーを守ってです。「運動会」と国語辞典で調べてみました。すると、「大勢の人が集まって運動競技をする会」と書かれていました。「大勢の人が集まって」なので、私の学校は地域のみなさんも運動会に参加するので、大勢の人が集まることになります。そこで、守ってもらいたいのは「マナー」です。例えば、ゴミをそこらへんに捨てないや、競技に負けて怒らない等たくさんあります。
このようなことを守って運動会をすると、とても楽しい運動会になると思います。そして、とても大切なのは、「相手への思いやり」です。
自分も相手から「おめでとう。」「がんばれー。」と言われると、心がポカポカしてとてもうれしい気持ちになります。こういうことを意識して運動会をすると「楽しかった。」「またやりたいな。」と思える人がたくさん出てくると思います。そうなると自分も「楽しいな。」と思えられると思います。今年は、私にとって小学校最後の運動会です。良い思い出がたくさんできるように、私たちも努力していきたいです。
地域の防犯パトロールの方へ
6年 女子児童
私の住む尻毛には、たくさんの魅力があります。その一つは、人です。いつも下校中では、防犯パトロールの方は、暑い日でも寒い日でもがまんをしながら、みんなが安全に家に帰られるように確認してくださっています。毎日、その姿を見て防犯パトロールの方は、とてもやさしいと思いました。
班の中で、少し遅く来る人にでも、私たちのことを考えながら待ってくれてうれしいです。
私たちが車にあたらないように、途中でケガにならないように、いつも待ってくれています。防犯パトロールの方にうれしい気持ちで、「ありがとう。」と何回も言いたいです。
そして、地域の方は、登校中や下校中では、「おはよう。」「こんにちは。」「お帰り。」などのあいさつをして、私は、それを聞くといつも元気になります。
でも、ときどき朝や昼のときに、地域の方が「おはよう。」と言ってくださっても、私は、おとなしく、あいさつができないときもあります。だから、あいさつができないときは、自分でも残念です。
防犯パトロールの方は、いつも私たちがおそく来たらかわいそうなので、自分の班に「早く行こう。」と声をかけてくださっています。
地域の方は、いつも私たちのことを考えてくれて元気なあいさつをしたり、みんなが下校から安全に帰られるように待ったりしてくださっています。私たちも、地域の方の気持ちを考えて木田小学校を元気な学校にしたいです。
そのために必要なことがたくさんあります。例えば、毎日元気よくあいさつをしたり、声をかけたりすることです。
もう私は、最高学年なので低学年のお手本になって自分からも、いろいろな人にあいさつして暑い日にも寒い日でも元気よくあいさつしていきたいです。
あいさつ活動ができるように、中学校で委員会活動や執行委員の活動に挑戦していきたいと思いました。