10月22日(水) 5年生の教室では、「金融教育の授業」(消費者教育)が行われています。
三井住友信託銀行より講師の先生をお招きして、『特別授業 私たちの未来の生活につながる「上手なお金の使い方」と「銀行の役割」』について、2時間の講話を行っていただきました。
前半は、「お金の上手な使い方」について考えました。2つのチョコレートがあります。一つは、森を管理しながらカカオを栽培する農法で作ったチョコレート(森をつくるカカオ:225円)です。もう一つは、カカオ豆をとにかく安い値段で買い取るのではなく、ふさわしい値段で買い取ることで、働く人たちの生活に配慮したチョコレート(食べる人に美味しさを、作る人には喜びを」475円)です。
子どもたちは、様々な思いを巡らせながら考えます。弟にも買ってあげたいから、安いものを2つ買う。1つ買って、預金する。2つのチョコレートは、それぞれ「森に優しいチョコレート」「人にやさしいチョコレート」なので、一つずつ買うなど、SDGsやエシカル消費について考えることもできました。
後半は、銀行の仕事についてです。銀行に預けたお金はどうなるのかを学んだあとに、実際の融資の場面を想定し、銀行員になったつもりで考えました。課題は、「銀行員のあなたは、岐阜SDGs食品会社からサスティナブルなレトルトカレーを開発・生産し、売り出したいので融資をしてほしい。」というものです。融資するからには、融資できる会社かどうか、会社のコンセプトに改善点はないかを考えていきました。「トラックでの輸送は、CO2を排出するので、電気自動車に変えたほうがいい。」「太陽光パネルの活用は、環境にやさしいからいい。」「地元産の旬の野菜を使うのはいいし、規格外野菜の活用もいい。」などの考えが交流されました。
2時間の学習を通して、金融機関の役割、エシカル消費、SDGs等、多くのことを学ぶことができました。
三井住友信託銀行の皆様、貴重な学びの場を作っていただき、ありがとうございました。


岐阜市立木田小学校 
