9月12日 5年生が岐阜市の鵜飼を体験しました。
「ふるさと大好き鵜飼事業」として、岐阜市の小中学生を対象に、「ふるさとを愛する心情と態度を育成するとともに、ふるさとを誇りに、自信をもって生きぬく資質や態度を養う」ことを目的に毎年行われています。本校では、毎年、5年生を対象として、実施しています。
夕方6時に学校を出発し、長良川の鵜飼い乗船所までバスで向かいました。
バスの窓から夕方の街並みを眺めながら、学校の仲間と一緒に過ごす道中は、気持ちも高まり、いつもとちがう黄昏時を味わいました。
乗船所について、学級ごとに船に乗り込みました。暑さもなく、心地よい風もあって、快適に過ごすことができました。船は、長良川の左岸に付けられ、船頭さんから長良川鵜飼の説明をうかがいました。
全国には11か所で鵜飼が行われていて、中でも長良川鵜飼の鵜匠たちは、「宮内庁式部職」の辞令をうけて行っている大変格式高いものであることを学びました。
お話をうかがい、鵜飼船が到着するまでの待ち時間が、ますます待ちどおしく感じられました。
花火が打ちあがって、いよいよ鵜飼が始まりました。
はじめは、「付け見せ」と言って、停車した観覧船に鵜舟が下ってくる様子を見せていただきました。
そして、観覧船の間近まで鵜舟が近づいて、鵜が鮎を捕る様子を見学しました。篝火の中で、12本の手縄を巧みに操る鵜匠の技やその迫力に、子どもたちは驚いたり、歓声を上げたりしながら見入っていました。
最後に、鵜飼のクライマックスである「総がらみ」を見せていただきました。「総がらみ」は、鵜船が横一列になり、一斉に鮎を追い込み鵜飼を行いました。その勇壮な情景に、子どもたちは心を引き寄せられていました。
鵜飼が終わり子どもたちは、「楽しかった」「すごかった」「勉強になった」など感想を漏らしましていました。
写真でも動画でもない、実際に観覧できた鵜飼体験は、子どもたちの心に素敵な宝物を残しました。
岐阜市の粋な事業に感謝いたします。ありがとうございました。
保護者の皆様には、子どもたちの送迎にご協力をいただきまして、ありがとうございました。