5年生 学校生活

「学び合い」ってすごい!

則武小学校では、「学び合い」の授業の実践をしています。

 

「学び合い」を授業に取り入れている学級は、非認知能力(「目標に向かって頑張る力」「感情のコントロール」「人とうまく関わる力」)がどんどん高まっています。また、これに伴い、子どもの幸福度も高まっています。

 

今日も全校の授業を参観すると、数クラスで学び合いを取り入れた授業をしていました。

その中でも、5年生は、社会で、課題について調べたことをホワイトボードにまとめ、たくさんの子が話したり聞いたり問い返したりして、全ての子ども達が、学びを深めていました。

 

「学び合い」は、自分のわからないことをいつでも仲間に聞くことができます。聞かれた児童は、見捨てることなく(道徳心をもって)しっかりと説明します。説明を聞く人はわからなかった考え方や知識を理解することができますし、説明する人は自分が確かにわかっているかを確認しながら論理的な思考力を身に付けることができます。そして、何よりも学び合いを通して、生まれてくるのが、仲間への信頼と所属感、自己肯定感です。

これまでの一斉授業だけでは、あり得ないことです。

 

今日も5年生の子ども達が私に声をかけてくれました。

児童A「校長先生、この学び合いの授業が一番わかる!」

児童B「学び合いで授業が楽しくなる!」

既に、学び合いの善し悪しは、子どもの姿が答えを出してくれています。

また、本校でも「学び合い」で、テストの平均点も大きく上回った報告も出てきています。

 

教師主導型の「一斉授業」は、知識人や経験者(先生)がたくさんの学習者へ伝える方法(マスコミュニケーション)として有効に働いてきました。時を経て、学校では「問題(課題)を理解させる→自分で考えさせる→全体交流をさせる→まとめさせる」と教師主導でコントロールして学ばせる方法に変わり、今もその形態が戦後から続いています。この学び方は、欧米に正解があって、欧米に追いつくために、その正解をいち早くキャッチアップして学ばせる時代は、これでよかったかもしれません。しかし、今は、こんな時代ではありませんよね。

社会の変化が激しく、正解のない世の中を生きる子ども達に育む力は、誰かに与えられて学ぶ力でなく、主体的・対話的に学び合う力なのです。(釣った魚を先生から与えられる教育でなく、釣り方を学び自分で魚を捕ることができるようにする教育なのです。)

 

今後も、「学び合い」の授業を子ども達とともに創り上げていきたいと思います。

 

 

 

 

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