いつも休み時間に、縄跳びに夢中な1年生がいます。
縄跳びショーを自分たちで考えたりいろいろな跳び方に挑戦したりして、とても楽しそうです。
その近くで、3年生も近くで縄跳びを楽しんでおり、この1年生と交流が生まれました。
この1年生のほとんどが二重跳びができるのですが、1名だけできませんでした。
先日、この3年生がその1年生の前で、何度も二重跳びを見せ、1年生の子はまねをして何度もトライし始めました。特に多くの言葉を交わすわけでもなく、この様子がしばらく続いていた次の瞬間、1年生の子が生まれて初めて二重跳びができました。それから間もなくして、15分の休み時間は終わりましたが、教室へ戻る時、二重跳びができたことを友達に話しているようでした。
それから2日経った休み時間に同じ場所で、その1年生達が縄跳びをしていました。
すると、二重跳びが1回しかできなかった1年生が、既に連続跳びができるようになっていたのです。
この1年生にとって二重跳びの手本を見せてくれた3年生はマンツーマンで学ぶヒントをくれる学びのパートナーであり、この休み時間で課題をクリアすることができたのです。
また、このことをきっかけにこの1年生の「やる気スイッチ」がオンになり、家でも学校でも二重跳びの練習を重ね、連続跳びができるようになっていったと予想されます。
子ども同士の「学び合い」の力のすごさを感じました。
私は、このことから「教師が考えた一律の授業スタイル」でこういった子どもの姿を具現できるだろうか?と改めて考えます。
子ども一人ひとりに最適な学びがあるはずです。私は、「遊びの中で起きる子どもの成長の仕方」にこそ、「学びの本質」があり授業改革の大きなヒントになると考えています。
来年度は、保護者の皆様といろいろ意見交流する機会を設けながら学校経営をしていきたいと思っております。よろしくお願いします。