学校生活

ラーニング・ピラミッドから

日本でも、新学習指導要領にて、Active Learningが推奨され、主体的・対話的で深い学びで授業改善するよう示されています。また、今年「令和の日本型学校教育」が中央教育審議会から出され、①個別最適な学び と ②協働的な学び の2本柱で、2020年代を通じて実現すべき令和の学校教育の姿が示されました。

教師の画一的一斉授業からの脱却など、明らかにこれまでの学校の在り方が大きく変わります。

 

本校は、子どもたちの未来社会に対応する力を身に付けるために、これらの授業改革をめざすべく「学び合い」に取り組んでいます。

アメリカ国立訓練研究所が示したラーニング・ピラミッドは、学校、塾、NPOなど様々な教育機関で示されるようになりました。

これは、学習を定着させるためには、「グループ討議」「自ら体験する」「他の人に教える」等のアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)が大切であると言った研究結果です。

 

実際、昨年度の本校の実践でも、「学び合い」の実践により算数のテストの結果が大幅にアップした例があります。

 

子どもが主体的になれないのは・・・、学校の改善点は・・・

スポーツで言えば、どんな実力の子にも、同じ練習をさせ、試合になっても監督・コーチが指示しまくる・・・コーチの指示通りうまくやらないと怒られる・・・。これでは、子どもは自分で考えることをやめるとともに自己肯定感が低くなり、その種目も嫌いになる場合がある・・・。

学校で言えば、どんな実力の子にも、同じ授業を受けさせ、教員が内容や方法を全て指示しまくる・・・先生の指示通りうまくやらないと怒られる・・・学校の授業が好きになれないのは、こういった要素があったからではなかったでしょうか?「本来、人間は主体的な生き物で、学びは楽しいもの」といったところからスタートしなくてはならないと思っています。

 

スポーツの指導では、この点、大きく改革が進み、才能開花する指導体制が進んでいます。

学校教育もこういった理念に基づき、家庭や地域に理解をしていただきながら、子どもたちの未来のために改革を進めていかなければなりません。

 

夏休みは、主体的に学べる絶好のチャンス。

素敵な夏休みになることを期待しています。

 

 

 

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