「未来に授業」の6つのキーワードは次の通りです。
①居場所や学年や時間の制約を必ずしも受けず
②自分の個人目標と選択をもとに
③多様な内容を
④多様なペースで
⑤個別に、時に協働的に
⑥能動的に学ぶ
学習指導要領でも、アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)をキーワードとして授業改革するよう示されており、個別最適な学びや協働的な学びを具現するためにも、この6つのキーワードを含む授業の具現が求められています。
我が校でも、5年生で「未来の授業」がスタートしました。
算数の単元の学習計画を子供たちが立て、それぞれのペースで自立的に協働的に学び進めていく授業です。
<5年生でスタートした授業>
①子供たちが決められた授業時間数内で単元の学習計画を立てる。
②教科書を使って、それぞれのペースで学び合いで進めていく。
③先生は、子供の学びの実態を把握しながら支援していく。
④単元の学習内容が終わったら、自分の学びを高めるための学習に取り組む。
昨日は、全6時間の単元「平均」の学習で、3時間目の授業でしたが、既に6時間分の学習を終え、発展問題に取り組んでいたり、わからないところを仲間と学び合ったりして、子供一人一人に応じた学習が成立しており、自立した学びが展開されていました。
これは、国が進める「令和の日本型学校教育(中央教育審議会答申 R3.1.24)」の実現であり、子供のもつ主体性や協働性を発揮させながら学び進めるオランダのイエナプラン、アメリカのドルトンプラン、国際バカロレア等の学習スタイルと方向性は同じです。
子供に話を聞くと、
「自分のペースで学び進められるから、すごく楽しいし、やる気になる。」
「どんどん自分のやりたいことができるから、この授業がいい。」
「わからないところがあると、仲間が一緒に考えてくれる。学習以外でも仲良くなれる。」
「自分のわからないタイミングでわからないところを聞くことで理解ができるからうれしくなる。」
とのこと。
学びに向かう力を発揮しようとする子供と子供のもつ力を尊重できる教員がこういった授業を具現できるのだろうと思います。
今後も、本校の子供と教員がチャレンジする教育実践を応援していきたいと思います。
自分で立てた学習計画表に従って
それぞれの内容を、それぞれのペースで!
個別に、時に協働的に!
能動的に学び進めています!
子供の満足度が高いのがいい授業の証拠!
日本が目指す教育ビジョンについて、「未来の教室」の委員が次のように語っています。
この具現に1歩近づいたと思います。
「未来の教室」ビジョンとは?(←YouTubeクリック)