子ども達の未来社会は、いろいろな年齢、考え方、文化、男女、得意なことや苦手なことが違う、知っている人知らない人などと、生活したり働いたりする中で、幸せを感じていくものとなります。
社会人としての基礎を培う学校では、異年齢で生活する力を身に付けておくことが大切ですが、その機会は、全くと言っていいほどありませんでした。
そこで、本校では、オランダの「イエナプラン教育」の要素を取り入れ、異年齢学級を編成し1日、学習、遊び、給食等を通して生活する「なかジャンスクール」をスタートします。(「なかジャン」は「なかよしジャングル(縦割り遊び)」の略。今回縦割り遊びだけではないため、「なかジャンスクール」と名付けました。)
今日は、そのクラスの顔合わせ。
1年生から3年生の9学級と4年生から6年生までの9学級を編成し、メンバーが顔を合わせました。
ここで、「全ての人は違いあって当たり前」であることや「違いがあるから協働することが必然」であることを学んでほしいと思います。そして、何よりもこの生活の心地よさを感じてほしいと思います。
1日のスケジュールは、次のとおりです。
子どもたちは、異年齢で生活するのは初めの経験。
最初は、緊張してスタートしましたが、自己紹介や計画について対話を繰り返すうちに、心がずいぶん開けてきたようでした。
ここでも、年長、年中、年少の3学年で、コミュニケーションがうまくいっているところは
どんどん楽しくなってきています。大人社会の構造と全く同じだと思うと同時に、今、幼児期から児童期に力を付けておく必要があることを実感しました。
この「なかジャンスクール」(縦割り学校)は、毎月1回実施していきたいと思っています。
今日の顔合わせで、早速、素敵な姿が見られましたよ。
困っている子に自然に手をさしのべるお兄さん、お姉さん!
そして、その優しさを受ける年少の子どもは、この兄姉のように心遣いのできる子どもに育っていきます。学校全体がファミリーのようになっていきます。
6月28日(月)に開校です。