【今日は七夕】
7月7日は七夕。天の川の両岸で離ればなれになった織姫と彦星が1年に1度会うことが許されている日だとされています。これにちなんで、七夕の日には願い事を書いた短冊を笹の葉につるす習慣があります。
岐阜市科学館でも、プラネタリウムロビーに毎年恒例の七夕コーナーを設けました。毎年人気ですが、今年は特に盛り上がっていて、用意した短冊があっという間になくなり、こまめに補充しなければいけないほどです。今ではみなさんの願い事を書いた短冊が笹の葉にたわわにつるされています。
さて、7月7日には織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)がデートを楽しむところを見てみたいですよね。でも、実際には2つの星が移動してくっつくことはありません。国立天文台によると、2つの星の間は約14.4光年も離れていて、これは光のスピードでも約14年半かかってしまう距離です。ちなみに、1光年は約9兆5000億㎞なので138兆㎞ほど離れていることになります。けれども、そんな遠距離を乗り越えて、2つの星がお互いの想いを伝えるかのように明るく輝く姿を見ると、とてもロマンチックで素敵に感じられます。
みなさんも、七夕を機会に、二人の願いと自分自身の願いが叶うように、夜空を見上げて、星に祈ってみませんか。
岐阜市科学館 天文スタッフ M.Y.