3年生の総合的な学習の時間(Kの時間)のテーマは『人権』。私たちが住むこの社会にはどんな人権問題があるのかを学んでいます。この日は「ホームレスの人権」について、岐阜市生涯学習センター、岐阜・野宿生活者支援の会の清水由子(よしこ)さんを講師にお招きし、「ホームレスって誰のこと?~野宿者襲撃事件に学ぶ命の重み~」というテーマでお話を伺いました。
ホームレスという状態は、必ずしもその人自身の問題だけでなく、社会全体の体制の問題であるという捉えや、ホームレスが生まれた社会背景、日本の貧困問題、さらに2020年に岐阜市で起きた「渡邊哲哉さん襲撃事件」などについてお話を伺いました。
「生まれた時からホームレスはいない」「誰かに助けを求めることの大切さ」「自尊感情と自己有用感が大事」…清水さんの数々の言葉から、生徒たちは話を真剣に聞くだけでなく自分が思ったことや考えたことを積極的に発言する姿がありました。今後の学習の発展に期待したいと思います。