本日の午後、2年生は『立志の会』を行いました。奈良時代以降の日本で、成人の儀式として受け継がれてきた「元服」。その年齢に当たる14歳で、これまでの自分を振返り、これから先の自分を考える機会にしようという行事です。
各学級代表の5名の生徒が、将来目指したい仕事や自分の弱さに向き合ってそれを乗り越えようと努力してきた歩みなどを、素直な言葉で語りました。その後、記念講演としてサッカー審判員の村上伸次さんのお話を伺いました。大好きなサッカー選手の道を志すも、所属チームの解散という事態になった時、村上さんは審判という立場でサッカーと関わり続ける道を選びました。不断の努力で日本に14人しかいないプロフェッショナルレフェリーとなり、Jリーグで700以上の試合の審判を務められました。厳しいプロの勝負の世界、SNS等で批判を受け、もうやめようと迷った時期もあったとか。映像も織り交ぜながら、自分の歩んできた道について熱く、分かりやすく語っていただけました。真剣な眼差しで一生懸命メモを取りながら聞いていた生徒も多くいました。
「諦めることは簡単だけれど続けることは難しい。だからこそ価値がある。」村上さんの生き方を明日からの自分に生かしていけるといいですね。変わるのも変わらないのも全ては自分自身にかかっています。