12月から、打楽器のいろいろな楽器に親しみながら、リズムに合わせて音を出す楽しさを味わってきました。
1月になり、ピアノ、ハンドベル、鉄琴など新しく楽器を加えるなか、それぞれの音の響きを感じながら音を出したり、音階表を見て、メリーさんのひつじ、きらきら星、チーリップなど、聞き馴染みのある曲を弾こうとする姿がみられるようになりました。
また、給食を食べ終えると楽器の前に立ち、12月から歌ってきた、「ドレミのうた」を、弾く子も出てきました。尋ねると、弾いてみたくなって、家で、練習したとのことでした。
お楽しみ会が近付いてきて、みんなで何をやってみたいか子どもたちに投げ掛けると、その中の1つに、合奏が出てきました。昨年の経験からですね。今までやったことがある曲や、やってみたい曲「ラピュタ」「にじ」「にじのむこうに」なども出ました。話し合うなかで、「簡単なのはつまらない。」「難しいのはできないよ。」「じゃぁ、ちょっと難しいのは?」「やってみたい曲がいい。」など、いろいろな理由が出て、「ドレミのうた」に決まりました。
始めは、興味をもった楽器を試しました。憧れで挑戦したり、仲良しの友達と一緒にやりたい気持ちで行ったりして、自分たちで楽器を決めました。自分たちが楽しむだけでなく、「聞いている人も喜ばせたい」という気持ちをもって、楽器ごとの仲間と声を掛け合い、教え合いながら進めていますよ。「見合う時間」を提案すると、お互い興味津々に聞き合い、「最初は揃ってなかったけど、最後は揃ってすごかった。」「こんなに難しいのに弾いていてすごい。」「息がぴったりだったよ。」「聞いていて楽しかった。」など、その時だけでなく、今までの過程、変化、そして何を感じたかを言葉で伝えられる姿に育ちを感じますね。
音を出すこと、音が重なる心地よさを積み重ね、そのとき伝えたい大切な人がいることで、「もっとこんな風にやってみたい」と気持ちが高まっていくのですね。
劇ごっこの中でも、イメージしたことを、みんなで形にする楽しさを味わっています。