「色水遊び、色水実験」
カップの底に水性ペンで色を塗り、水を注ぐと・・・何と綺麗な色水に!
「今日は色実験をやるんだ。」と、A児が近くにいた子に知らせていました。「実験」という魅力的な言葉、楽しそうな雰囲気に引き寄せら、A児を真似して次々と実験がスタートしました。「見て真似をする」それがなつめ組の「学ぶ」です。
途中から参加した子は、カップに水を注いだ後に、水性ペンで色を出します。一瞬色が出たように感じましたが、ペン先は、インクがキレイに落ちて白くなり、思うような色が出ない様子でした。その結果から、「水の中で塗ると色が出ないかもしれない」と推測すると、「水が入っていない側面に水性ペンで書きます。」もちろん、一度濡らしたペンでは、色は出ないですね。
そこで、新しいペンを出して、側面に色を塗る子、ペンをクレパスに変えて、再度カップの底に色を塗る子、ペットボトルの中にクレパスを沈め、振って色を出そうとする子、それぞれの子の「こうしたらああなるかも」と自分なりに考え、試し、また考え・・・と繰り返す姿に自分の中の目的(色を出したい)に向かって、遊ぶ力が育ってきているんだなと逞しく感じました。
後半は、早く結果(色を出しす)がほしくて、今までの遊びの経験から、花びらを袋に入れて、手もみで色を出す方法を選んでいました。ごらんの通り、こんなに多くの子がチャレンジしたのです。
翌日、前日につけておいたクレパスから色が出ているか確認したり、カップに入れる水の
量を調整したりして、「色を濃くしたい」「多く作りたい」など、より明確な目的をもった実験をする子も出てきました。
さらに、お家からラズベリーをたくさんもってきてくださったことで、前日に引き続き、袋に実を入れて、色水実験が始まりました。やっていると、「こっちの方が濃いよ。」「こっちは桃色(少し薄い)。」「なんだか熱いジュースになっちゃった。」など、気付いたことを言葉にしたり、友達の発見に対して、「見せて。」「触らせて。」と、自分の物と比べて不思議に感じたりしていました。
帰りに、クラスでの遊びを写真で振り返ると、「すごい。」「キレイだよね。」「それは、僕が作ったやつ。」「みんなの色が違う!」「数が多いから(色が濃いん)じゃない?」「お日様に当てたから(熱くなったってこと)?」「ずっと握っていたからだよ。」などと、色々な考えに触れると、「また、明日もやりたい!」「次は、違う色がいい。」など、次の、「こんなことしようかな。」に繋がっています。
友達が始めた遊びも、自分流に楽しんだり、友達の様子を見て、考えを伝えたりする姿が育ってきていますね。