4歳児なつめ組

今週の1場面 なつめ組(4歳児)

12月 お化け(迷路)作り

大きな段ボールはとっても魅力的。

家を作ったり、

狭い空間を楽しんだり、

最近では「お化け迷路」で遊んでいます。

A児の「おばけ(屋敷)作りたい!」「もっと黒くしたい」という思いがきっかけでした。

「お化けかぁ…面白そうだね。」「どうして黒くするの?」と、賛同しながら、教師が尋ねると、A児は、「だって、真っ暗だと怖いんだよ。」B児も「そうそう。」「見えないんだよね。」C児も続けて、「たいよう組のお化け屋敷も暗かったもんね。」と、自分たちのおばけ屋敷のイメージを伝えながら、絵の具で真っ黒に塗ることに決めました。

段ボール運び、色塗りに仲間も加わり、大きな段ボール3個を塗りきりましたよ。芝生もいいアクセントになって、怖い感じに仕上がりました。

翌日以降、お化けの段ボールの中に入って、突然出てきて近くの友達を驚かしたり、

それぞれが作りたいおばけを作ったりして遊びました。

A児の「段ボールはもっといる!」を受けて、今では大きな段ボールが7個に(笑)

道を作るために、段ボールカッターで人が通れる穴を作ります。

初めて使う段ボールカッターに興味津々で、

教師と一緒に何度か切る中、今では教師の見守る中、友達と一緒に切り進められる子が増えてきました。

お化け屋敷は、いつしか「お化け迷路」へと名前を変え、子どもたちが、段ボールを並べてその中を進むことを楽しむようになりました。

D児は、「お化け屋敷は色々な色があるんだよ。青とか紫とか。」E児も「そうだよね。茶色とかピンクとか」。F児「こあら(組の子)も来るし。」A児「でも、あんまり明るいと可愛すぎるから、黒もいるよね。」D児E児F児「そうだよね~。」

自分のイメージを伝えつつも、面白そうなことに同意して遊びを進めていこうとする姿が本当に増えてきています。話を聞いていて面白いです。こあら組が来ることは決定事項なところとか(笑)

「小さくすると貼りやすいね~」と切り分けながら、切る役と貼る役に分かれて、お化け迷路はカラフルになりました。

さらにお化け迷路のイメージは膨らみ、

行き止まりの道が出てきたり

ストローで生暖かい息を送ったり、

筒から大声を出したり

お約束のこあら組を呼んで、

怖がってくれたり、喜んでくれたりすることを期待して、怖がっている子には、付き添いながら、自分たちが作った自慢のお化け迷路を案内する姿がとっても愛おしいですね。