3月1日(金)お別れ会に向けて
戸外で、たいようさんを見つけると、「一緒にドッジ(ボール)しよう!」となつめ組の子たちが誘ったり、鬼ごっこしているときに、こあら組の子たちが「私たちも入れて!!」と、一緒に追いかけ合ったり、園庭の薄暗い所で、秘密のお家ごっこを楽しんだり、どの学年も交り合いながら過ごしています。
2月の最終週の帰りの会に、「なつめ組で過ごすのは、あと1ヶ月」と話をすると、「次はたいよう組だ!」と期待して喜ぶ反面、「もう、たいようさんと遊べないってこと?」と残念そうにする子どもたち。「もっと一緒に遊びたい!」気持ちが言葉からも、日頃の遊びの姿からも感じられますね。
なつめ組の子どもたちにとって、たいようさんの存在は、「いつも優しいから大好き!」「ドッジも強いし、足も速いんだよ!」「すごいの(夏祭り、万華鏡、劇など)が作れるし、面白い!!」「ずっと一緒にいたい」などなど。今まで一緒に過ごした思い出と憧れの気持ちが伝わってくるようでした。
それでも別れはやってきます。いつもはたいようさんが考えていることを、今度はなつめ組でやってみようということで、「みんなで楽しめることは何か」を一緒に考えました!そうです。「子ども会議~お別れ会について~」が開かれたのです。
始めは、自分たちが大好きな遊び、「ドッジボール」「氷鬼」「だるまさんがころんだ」「サッカー」「お家ごっこ」などが出てきました!。そんな中、A児は「こあら組ができないかも…」と呟くと、「こあら組は何ができるかな?」と、さらに考えを出し合います。「ドッジボールでも転がしドッジならできるかも!」「じゃぁ、鬼ごっこも簡単なのにする?」「かくれんぼとかはどうかな?」など、こあらさんの立場に立ってどんどん意見が出てきます。とっても優しい顔で話し合っていました。するとB児が、「こあらさんに聞いてみようよ」と新たなアイディアを提案します。そして、一人一人直接聞きに行ってこあらさんの気持ちを知りました。それぞれの意見がたくさん出るので、「何にしようか」1つに決めることって難しいですよね。
「お別れ会は一日しかないから、何かいつもと違うことするのはどうかな?」と、投げ掛けると、「それいいね」「皆でケーキ食べるのは?」「映画(劇のことかな?)を作ったら面白いよね。」「大きなハートをたいようさんにプレゼントするのはどう?」「歌とか踊りも見せても喜びそう。」など、斬新で柔軟なアイディアが出ます。すると、C君が、「こあらさんも好きだった、かくれんぼを50人でやるのは?全部のお部屋とか使って!」「全部って、こあらさんもなつめさんもたいようさんも?」「遊戯室もありにしようよ」「外も!」「面白そう!」「やってみよう」と、一人の考えに、楽しいエッセンスがどんどん加わり、魅力的な遊び方に。
次の日、実際になつめ組だけでやりながら、ルールを皆で決めました。
鬼や隠れる人の人数、遊ぶ時間を決めて行ったり、
隠れる場所が少ないと気付いて、自分たちが遊んできたも物を運んで作ったり、
隠れると危ない場所には、バツ印をつけたり、
「みんなが楽しめるよう」に、様々な工夫を凝らして遊びを創っています。きっとこの思いがたいようさんやこあらさんに届くことでしょう。当日も、楽しみですね。