4月13日(水)に第1回 命を守る訓練がありました。
今回は,授業中に震度7の大地震が発生したという想定での訓練で、「素早く避難する」ということだけでなく,「安全に避難する」ということを大切にして行いました。
緊急地震速報が流れると,素早く体を守る姿勢をとることができていました。これまでの訓練の積み重ねで,それぞれに命を守ろうとする行動が身についてきていることを感じました。
グラウンドまで移動をする際には,地震が起きた時に落ちてきそうなものや,倒れてきそうなものなど,危険を予測しながら避難をしました。
訓練後には,講師の岐阜大学の村岡先生より災害時の避難についてお話しをしていただきました。
これまでの訓練で当たり前とされていた「お・は・し・も」の合言葉ですが,実は違っている部分もあり,声に出して危険な場所を共有することや,危険を感じて立ち止まったり戻ったりすることも必要であることを知りました。
机の下に隠れる時も,しっかりと机を固定し倒れないようにすることが大切であると教わり,生徒たちは,実際に机を揺らしながら正しい隠れ方を確認しました。
いざというときに,安全を確保しながら避難し,自らの命をしっかりと守れるように,今回の訓練やお話しを忘れずに生活していきたいと感じました。
また、今回はPTA本部役員のみなさまにも訓練を参観いただきました。訓練の後には、PTA会長さんが全校放送で生徒に話をしてくださいました。
「みなさんの避難の様子をみて、避難の途中であっても身を守る行動ができていて頼もしさを感じました。このように避難訓練で学んだことを、本当の災害時に発揮できるかどうかはわかりませんが、事前に訓練にしなかったことは絶対にできません。災害について、保護者の目線で考えてみますと、平日の昼間に災害があったときにどこで家族が集まるかなど、話し合っておくといいと思います。まず自分の身を守ることが大切ですが、みなさんは中学生ですので、幼い子や高齢者の方を守る立場にもなります。そういう心構えで防災について考えたことを生活ノートに書いたり、家庭で話し合ったりすることで、今日の訓練の効果がより高まると思います」