3年生を対象とした乳幼児ふれあい体験を参観させていただきました。
当日は、乳幼児のお世話の仕方を指導していただける保育士、幼稚園の先生、ボランティアのPTA役員のもとで体験が行われました。生徒たちは、2~4人組のグループに分かれて三歳未満の乳幼児のお世話を1時間半体験しました。
生徒たちは、体育館に入ると40人ほどの乳幼児を見て「かわいい」と声を漏らしました。しかし、いざ体験が始まると生徒たちが戸惑う場面が多々ありました。まだ歩くことのできない赤ちゃんもいれば、体育館の中を所狭しと動き回る幼児もいます。さらに、お母さんを求めて泣く子や眠たくてぐずり始める子もいました。
そんな中、グループで協力し、根気よく乳幼児へ対応しようとする生徒たちの前向きさはとても印象的でした。例えば、抱っこをしながら幼児を懸命にあやしたり、手持ちの用紙で仰ぐことで涼ませてあげたり、お母さんから預かっていたおもちゃやお菓子を探し出そうと声をかけ合ったりする姿がありました。
体験の終わりには、各クラスの代表が感想を話してくれました。育児の大変さや育児に関わる者同士の支え合いの大切さを痛感したようです。また、乳幼児の笑顔を見ると、大変さよりも嬉しさが勝ることを体験できたようです。
10年後、3年生自身が親となって育児に奮闘する時、今日の体験を思い出すことがあるかもしれません。また、今日体験に来ていた乳幼児たちが東長良中学校の生徒として乳幼児体験をするのかもしれません。命のバトンが繋がれていく素晴らしいひと時に立ち会わせていただきました。