後期の始業式を行いました。
校歌をみんなで歌いました。堂々とした6年生指揮者さんのおかげで歌も弾むようです。
そのあと、校長からこんなお話をしました。
今日から後期が始まります。前期の子どもの姿をもらい、今日、後期はこんなことをがんばろうと願いを持って今、ここにいると思います。
先日の日曜日の運動会では、たくさんの子が元気に参加してくれていてうれしく思いました。リレーに参加したみなさん。やりきりましたね。退場門を出た後のみなさんの顔は、本当に誇らしげでかっこよかったです。
さて、みなさん。ニュースなどでノーベル賞について報道されているのを知っていますか。日本の方がお二人ノーベル賞を受賞されたことで話題になっています。化学賞に京都大学の北川すすむさん。資源の少ない日本の環境に大きな意味があると評価されています。そして、医学賞の大阪大学の坂口志文さんです。免疫システムの研究で、癌やアレルギーの予防などへの応用が期待されています。坂口さんの研究の中身が素晴らしいのはもちろんですが、私はすごいなと思ったことがあります。それは、坂口さんは、この研究について、これまであまり評価をされなくても、40年ずっと研究を続けてこられたことです。
みなさんに伝えたいことは、新しいものを作り出すときには、グッと我慢して考え続けたり、失敗しても何度も試してやって見たりして挑戦し続けることが大切だということです。あきらめずにやり続けることで、新しい発見や成果が出るものです。
みなさんも、後期、つくり出すことを頑張りましょう。それは、絵を描いたり、工作の作品をつくったりという、目に見えるものをつくることだけではありません。頭の中で考えたり、仲間と話し合っていくうちに、だんだんと考えがまとまっていったり、「あーこうしてみたらいいんじゃない」と、新しい考えが生み出されたりする。それが、「つくり出す」ということです。
それは、毎時間の授業の中でできます。委員会活動や係活動の中でできます。休み時間の遊びきめでもできます。どんなときでもできます。
みなさん、ちょっと難しいかもと感じることでも、あきらめずに自分で、仲間と一緒に作り出していきましょう。そうすれば、自信をつけて成長した自分になります。先生達は自信をつけたみなさんを見るのを楽しみに応援しながら、一緒に頑張ります。
そして、3年生の二人が後期のねがいを発表しました。
掃除や宿題で、友達の姿を見て頑張ろうと思えたので、これからはわたしも誰かの手本になれるようにがんばりたい!」「がんばると友達とよろこべて仲がふかまる。がんばりたい!」
教室に戻ると、各学級で始業式の話を受けて、担任の先生が学級でお話をしていました。
「工夫することを大切にしよう」、「グループ学習では仲間の考え方や自分のよいところを気付かせてもらえるものだから、後期はもっと取り組もう」、「自信がもてる後期にしよう」など各学級で願いを明確にし、意欲を新たにしていました。