6月2日(木)
~ドキドキしたけど、触ったよ!かわいい!~
幼稚園のプランターにいるのを見付けたり、私や子どもたちが家庭から持って来たりして,虫の仲間が増えてきています。4月頃は、ヒョウモンチョウの幼虫を紹介してもあまり興味がない様子でした。
しかし、5月始めにヒョウモンチョウが羽化して、クラスの子どもたち全員で空に逃がす経験をしたり、私が幼虫の餌の葉っぱを飼育箱に入れたり、糞を取り除いたりなど世話する姿を見せるようにしていると徐々に興味が出てきました。
アゲハチョウの幼虫の頭をそーっと触ってみて、「触れたよ!」と喜ぶ子ども。私が幼虫を手のひらに載せて「動いてるよ。」と見せると、触ってみようとする子が増えてきました。
「かわいいね。」と手のひらに載せられる子が出てきました。
別の日に、テラスに大きなトンボが遊びに来ていました。私が手のひらにのせて、「きれいなトンボだよ。」と見せると、まず、年中児の子が手に載せました。ひまわりぐみの子たちも興味津々です。「僕も。」と小さい声でつぶやいた子がいました。すぐに気付いて年中児は、「いいよ。」と手に載せてくれました。こんなに間近にトンボを見ることは初めての経験だったと思います。ドキドキしながらも、『触ってみたい』と挑戦していました。優しい眼差しでトンボを見たり触ったりする姿が見られました。
保育室で生き物を飼ったり、教師やお家の方、年中児が、手のひらに載せるなど見本を示したりすることで、小さな生き物に興味をもつようになってきました。初夏ならではの貴重な体験です。隣のれんげ組(年中児)のお兄さん、お姉さんは、いろいろな場面でさりげなく年下の子に優しくしてくれます。間近に憧れを感じるような年上の子がいてくれるのも幼稚園の良さです。季節を感じながら、年上の子に見守られて、ひまわり組の子たちは、たくましく育っています。