モンシロチョウが飛んでいったよ!
ブロッコリーのプランターにいた幼虫は、虫かごの裏にさなぎになって眠っていました。いつチョウチョウになるのかと待ちわびていました。
ある日、Aさんが「先生!チョウチョウになっている!」第一発見者は、子どもでした。毎日よく観察していたからでしょうか。友達の声を聞き、みんなでかけつけ、そーっとふたを開けてみました。「なんで飛ばないんだろう?」「生まれたばかりだから、羽を乾かしているんだよ!」疑問をもった子は、虫のことに詳しい子に聞いてなるほどと感じる子もいました。
「なんていうお名前なんだろうね?」という教師の問いかけをきっかけに、「1階の絵本コーナーから絵本持ってくるわ!」と、自分たちで、沢山の絵本からチョウチョウの絵本を探しだして持ってきました。
「この絵本と同じだから、モンシロチョウだ!」と、チョウチョウの名前が分かったり、他にもチョウチョウには、色々な模様や色の種類がいることも発見しました。
虫かごの中では狭くて可哀想だねという話をし、外へ逃がしてあげることにしました。「いってらっしゃーい!また戻ってきてね!」 空に飛んで行ったと思ったら、急降下してしまいました。
みんなで急いで1階へ。しばらくの間、心配そうに見届ける子どもたちです。すぐには飛べそうになかったので、花の近くにおいてあげることにしました。
自分たちで飼育することで、生き物に対して親しみを感じていく子どもたちでした。自分たちで飼育するからこそ、絵本で調べようとしたり、子どもたちなりに生き物への関わりを考えることができたのだと思います。自然に触れるからこそ感じ取れる好奇心や探究心が膨らんでいっていますね。また、発見したことを友達に伝えようとする姿も素敵ですね。