11月22日(水)
子どもたちのハートが育っています!!
ある日、今までやった遊びを思い出して、樋に水を流して遊び始める子がいました。
「ぼくもやりたい!」
「私も入れて!」
いつのまにか、砂場には友達が集まってきました。道を掘っている子もいれば、水を流したりする子もいて、始めは、同じ場でも、この写真のように向いている方向が違いました。
遊び始めていくと、
「いいこと思いついた!ここ繋げたら面白くない?」
「ここは樋を置いて、水を流したいんだよ。」
それぞれに、思いついたことを教師に話してくれます。自分の思いを言葉にして伝えてる姿素敵ですよね。自分の言葉で友達にも伝えてみるよう声をかけています。
少しずつ、顔を見合わせながら、思いを伝えたり、相手の思いを聞いたりする姿が増えてきました。
教師が一言、「○○くんなにか話したいみたいだよ?」と声をかけると、友達の思いも聞いてみようと、真剣な表情で聞く子もいます。友達の思いを聞いて、
「樋、どかしてほしくなかったんだけど。」
「僕は、水を流したいから樋をどけたんだよ。」
「水を流したかったからなのか。」
「樋をどけた方が水が流れるんだよ。」
「ほんとだ。ナイスアイディア!」
思いを伝え、思いを聞きながら、着々と、道はつながっていきました。子どもたちにとったら、砂場で道を作る目的で、友達と関わって遊んだ場面ですが、学びが詰まっていますよね。
気の合う友達に、遊ぶなかで、自分の思いを言ったり、相手の言っていることを聞いたりする経験を積み重ね、さらに、「仲直りすること」「解決すること」それだけを目的に考えず、その場面で、その日に解決ができなくても、子どもたちなりに、トラブルが起きた時に、どうするといいのか考えたり伝えたりするその過程を大事にしています。今後も、子どもたちの“ 心の揺れ ”に寄り添いながら、遊んでいきたいと思います。