ロケット作るのはハンマーが要るよ！

劇ごっこをしては、あるといいものを思い付き、作っては劇ごっこをして、また作っては劇ごっこをすることを楽しんでいます。その中で、ある子が「ロケット作るのはハンマーが要るよ！」と言い始め、ハンマー作りが始まりました。

次にとうもろこしの衣装作りが始まり…

宇宙と太陽作りもしました。

宇宙については、「宇宙は暗いから真っ黒にしようよ」と黒く塗ってから図鑑を持ち出して、「いろいろな星があるよ！」と星をイメージしたものをハンマーで張り付けました。

次に真っ赤な太陽を作り…

「何か日本（の国旗）みたい。」と誰かが言うと、また図鑑を持ち出して、太陽について詳しく見てみました。すると、真っ赤ではなく、温度が違って黒いところがあったり、もしゃもしゃと赤いものが出ていたりすることに気が付き、工夫が始まりました。宇宙について知っている子は「宇宙には重力が無いんだよ！だから普通に歩けないんだって。」と知っていることを教えてくれて、「とうもろこしの動きはふわふわ動いた方がいいんじゃない？」と提案もしてくれました。

「ロケットは鉄で出来てるから鉄を作ろう！」と鉄作りもして、箱の６面に画用紙を貼るための工夫を始めました。始めは包もうとしていましたが、うまくいかず、折り目を付けて折り目を切る子や、段ボールを置いたところに線を引いて、同じ大きさにしてから切って貼る子など、それぞれのやり方を認めながら、周りに気が付いてどんなやり方がいいのか一緒に考えました。

劇遊びに必要な物を思いついて作る中で、今までの経験から知っていることを友達と共有したり、「こうしたい」という思いから、工夫が広がったり、とても良い遊びの連鎖が始まっています。なにより、自分たちでゼロから考えた創作劇であることで、意欲的に取り組めていることを嬉しく思います。

楽器遊びでは、いろいろな楽器を経験してきて、楽しみ会で使う楽器も決まりました。みんなで一緒に合奏する楽しさも感じられるようになり、「先生、もう一回やりたい！」と何回も合わせて演奏することを喜んでいます。もっとできるようになりたい思が高まってきているので、個々にも関わり、楽しく遊ぶ中で、できた達成感も味わえるようにしていきたいと思います。