5歳児 いちょう組

いちょう組(5歳児) 今週の1場面

5月2日(木)

新しく幼稚園に入ってきてくれた年少児の子たちのことを考える年長児です。

”嬉しい気持ちになってほしい”と話し始める子どもたち。

どうしたら嬉しい気持ちになるのかな?と投げかけると、「遊ぶ!」と、即答でした。

”遊ぶことは、楽しい!嬉しい!”と感じてくれているところが、加納幼稚園の子どもたちらしくて嬉しくなりました♡

でも、いちょう組の子どもたちだって、”新しく大きい組に、なりたてほやほや”なのです。

「遊ぶ!」とは言ったものの、”遊ぶ”の中身を具体的にイメージすることは、まだまだ難しいのです。

「ん~、だから遊ぶってことだってば。」

「鬼ごっこしたい。」

「ドッジやりたい。」

だんだん、自分達がやりたい遊びに話が変わっていきます。

年長児自身もクラス替えがあり、新しい環境に慣れていく途中ということもあり、なかなか年少児(今年度の縦割りペア学級は、ひまわり組です)のことまでは、よくは知らない様子でした。

まずは実際にやってみることで、気付くこともあるのかな?と思い、年長児自身も、より話しやすく、行動しやすい、小グループに分かれて、それぞれで考えたことをやってみることにしました。

大人も一緒ですが、やっぱり、実際に新しい子たちと関わる時は、ドキドキするのですね。

年長児同士で、手をつないで支え合っています。

帽子を忘れている子には、ちょっと苦戦しながらも、被せてあげる姿もありました♡

移動の途中で、アゲハ蝶の卵の変化チェックも欠かしません(笑)

「ちょっと、黒っぽくなってきた!」と、気づいたその日のうちには、卵から幼虫が生まれました!おおよそ、7日程度で生まれるようですね。

卵から生まれた後の幼虫が、自分の卵の殻を食べる様子を見て、心を動かしている子もいました。

アゲハ蝶タイムを挟みながらも、年少児と遊ぶ中で、

「(年少児に話しかけるときには、)どうやってしゃべったらいい?」

「鬼ごっこは、難しかった・・・。」

「砂場に行っちゃったから、(自分の思いとは少し違うけれど、年少児と)同じことをする。」

などと、実際に触れあう中で、感じて学んでいく子どもたちです。

時折、自分達で遊ぶことが楽しくなってしまい、鬼ごっこで、思い切り早く走っていたり、年長児だけで遊びに行ってしまったり・・・という、子どもらしい姿もありましたが、最後は”どろんこをする!”と決めていたため、さっそく、どろんこ準備です。

年少児がすぐに遊べるようにと、砂場に水をためるなど、子どもたちなりの、どろんこ具合に準備して、年少児を呼びます。

靴脱ぎ屋さんです。

自分じゃない、相手の靴の脱ぎ履きは、難しいのですが、最後まで優しく接していました。

年少児が、嬉しそうな表情をしていると、何だか、年長児も、フッと嬉しそうでした♡

年少児のため?と遊びつつも、最後は、自分達も、どろんこ遊びで笑顔になっていました。

年少児との関わりの後には、「ドキドキした。」「~してくれて、よかった。」「楽しかった。」などと感じたようです。

年少児との関わりを踏まえて、帰りの会に歌を歌いに行く時には、リズムや声の大きさ、優しく話すなど、”年少児の子だから・・・”と、考える姿が増えてきました!

幼稚園で遊ぶ時に気を付けること(思い出の森やムカデなど)は、

「文字は読めないから!」

「絵ならわかるんじゃない?」

「階段の所にも絵(2階には上がらないよ)が描いてあったから、いいと思う。」

などとアイディアが出てきて、描く子もいました。

また後日、年少児に伝えに行きたいと思います。