１１月２９日

「Aちゃんのお誕生日ケーキを作ろう！」

　繰り返し遊ぶなかで、数段のケーキを作る作戦がうまくいき、２段のケーキを作ることができました。すると、ある子が「なんか、お誕生日ケーキみたいだね！」と話し、ちょうどその日がAちゃんの誕生日でした。そのことから「じゃあ、Aちゃんのお誕生日ケーキを作って驚かそう！」ということで、ケーキ作りが始まりました。

「クリームがまっすぐな（平らな）方が本当のケーキみたいだよ。」ということで、作ったクリームも丁寧に付けたり、飾り付けも行います。

ケーキが完成するまでは、違う場所で遊んでいたAちゃんを目隠しして呼んできました。Aちゃんも「わぁ～！可愛いケーキ！」思わず笑みがこぼれます。

砂場の横でAちゃんのケーキ作りをしていたことを聞きつけ、他の遊びをしていた子も集まり、みんなでお誕生日の歌を歌いました。

一口目は、Aちゃんが食べて、その後、みんなもケーキを食べました。「大事なケーキだから、食べる真似っこね？先生分かった？」と子どもたちから言われました。

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「Aちゃんのために、お誕生日のケーキを作ろう！」という共通の目的ができると、固めるのが難しいけど、大きいケーキを作って楽しむ子、落ちないクリームを作って楽しむ子、丁寧に飾り付けやクリームを付けることを楽しむ子、友達が大変そうにしている姿を見て、そっと手伝いにくる子等、いろいろな子どもの楽しむ姿が見られました。最後には、クラスの友達が集い、みんなで楽しい雰囲気を感じており、ほっこりした時間でした。こういった友達との心地よい関わりが子どもたちのなかで積み重なっていくといいなと願っています。