5歳児 いちょう組

5歳児いちょう組 今週の「遊びの中の学び」

まだまだ暑い9月。片付けに使う大きなたらいに、水をたっぷり入れました。目線の先には、もう1つの大きなたらい。中は空っぽです。“水の気持ちよさ”と“リレーへの興味”を感じられたら、「水運びリレー」をしました。子供たちは、バケツ、ボウル、荷車、やかん等、思い思いの道具を選んで並びます。

「よ~いドン!」水がこぼれないように注意しながら急ぎ足で運びます。けれども、大きなたらいは、なかなかいっぱいになりません。「お休みの子の分も頑張る!」スタート前に声にした友達への思いが、力に変わります。「がんばれー!」、「タッチ忘れとるよ。」等の声が広がっていきました。結果は、いちょう組の勝ち!勝った喜びをみんなで味わうのは初めてでした。

翌日、第2回水運びリレーに、気合い十分ないちょう組。昨日の帰りの会で、「『明日も水運びリレーやろう!』ってさくら組に言われたらどうする?」という話から、第1回のリレーを振り返っていたのです。「がんばった!」、「水をいっぱい入れた。」、「水を入れて待っていた。」等と自分たちで勝因を考える姿がありました。また、2回目のスタート前には、「油断したらダメだけどね。」と、難しい言葉で声を掛ける子も。その言葉を言い換えるかのように、「勝つぞ!」、「オー!」とみんなの気持ちをまとめる子の姿も見られました。

「みんなが揃ったらもっと面白くなるね。」22人全員で喜びや悔しさを味わう日を楽しみにしている子供たちです