5歳児 いちょう組

5歳児いちょう組 今週の「遊びの中の学び」

「木製コロコロ装置を作ろう!」

2月に「生活楽しみ会」があります。1年のまとめの会とも言えるこの機会に、どんなことをしたいか、学級で話し合いました。

子供たちの共通の思いは、『自分たちが楽しんできた遊びをお家の人に伝えたい。』でした。

 段ボールや牛乳パック等、身近なものを使い、コロコロ装置を作って遊んできた子供たちは、これまでの経験から、『繰り返し、試したり遊んだりしても壊れにくいものがいい。』という願いをもちました。タブレット端末を使い、参考になるものはないかと探していると、Aさんが、1・2歳児が喜ぶ玩具、ボールや車が転がる坂道を指さしました。周囲の友達も、「これ、いいね!」、「木なら丈夫だね。」と、新たな素材に目を向けました。

いよいよ、初めての釘打ちに挑戦です。みんなで力を合わせ、(遊戯室という広い場所で、お家の人が遠くから見ても見えるような、)「木製のコロコロ装置を作ろう!」という目標ができたからでしょう。釘が少し傾いただけでも、すぐに、そして、丁寧に修正し、1本の釘がきれいに入るまで、集中を切らさないよう踏ん張って取り組む姿が見られました。

 取り付け始めの場面では、特に、しっかり持っていないと木と木がずれてしまいます。「その調子!」、「ちょっと、ずれたよ。」声を掛け、見守る視線が“すてき”。友達と協力する大切さを、遊びの中で経験として積み重ねています。