「楽しみで楽しみでドキドキする!」~生活楽しみ会に向けての取り組み~
さくら組の劇をなににするか、話し合いで決まりました。
劇ごっこの遊びを繰り返すうちに、自分がなりたい役が決まってきました。
でも、「意地悪な役だから…」と、隣のじいさまとばあさまを演じたい子がいません。
「じゃあ、どうしようか?」と教師が尋ね、子どもたちの話し合いが始まりました。
Aさんが、「となりのじいさまとばあさまも、優しいことにすればいい」と意見を出しました。
Bさんは、「本当の話じゃなくなるから、それは嫌だ」と答えます。
2日間かけて考え、みんなの出した答えは、『両方の意見をミックスする』です。
多数決やジャンケンで決めるのではなく、どの子の意見も大切にしようとじっくり考えている姿を見て、劇に対して真剣な思いで取り組んでいるのだと感じました。
殿様は、岐阜城から現れる織田信長だそうです。
遠足に行って岐阜城を見学したことが、劇ごっこにもつながっていることが嬉しいです。
どんな物が必要か考え、劇で使うために、自分の家でお父さんと一緒に木を切ってきてくれた子もいます。
劇ごっこの様子を撮影し、皆で観てみました。すると、楽しかったという意見だけでなく、
「なんかごちゃごちゃしてるから、1人ずつ話した方がいいね。」
「前向いてしゃべる方がいいんじゃない?」
と、見せることを意識した意見も出てきました。
楽しく遊びで取り組みつつも、どうしたらより良いものになるか考えている姿に感心せずにいられませんでした。
楽器遊びをしていると、大好きな曲は、自分で弾いてみたい!と思ったようで、楽譜を覚えたり、持って帰ったり、自分で楽譜を書いたりして、自ら家で練習してくる子もいました。
(保護者の方、ご協力ありがとうございました。)
「先生、聴いてて!」
「ぼくもここまで弾けるようになったよ!」
「先生のピアノと合わせたい!」
「この楽器もやってみるね!」
と、いつも楽しい楽器の音が鳴っているさくら組の保育室です♪