風鈴づくりをしているよ!
教師が作った手作りの風鈴を子どもたちに見せてみると、すぐにやってみようと思う子どもたちです。短冊の部分は、マーブリングという技法を使ってみました。「きれい~!」「魔法の絵の具なんだね!」等、偶然生まれる模様に心動かされる子どもたちです。
夏の風物詩である風鈴を作ることで、夏の季節感を味わいつつ、製作遊びを楽しんでいます。
ホールに飾り、風が通ると、素敵な音色を感じることができますね。
死んじゃったカブトムシどうしよう...
6月の中旬には、成虫になって土の中から出てきたカブトムシたちでしたが、数匹死んでしまいました。死んでしまい動かないからこそ、触ることができる子もいたり、観察する子もいたりしたため、数日間はそのままにしてみました。教師は、“命を大切にすること” について、子どもたちに考えてほしいなと思い、死んでしまったカブトムシをどうするのか投げかけてみました。
「飾っといたら?」「箱に入れてたんぽぽ組においておく?」「お墓を作る?」いろいろ自分の思ったことを教師に伝えてくれました。教師が「お墓ってなあに?」と子どもたちに聞いてみると、何のことかわからない子もいましたが、「死んじゃった人が寝る所なんだよ。」と話す子がいました。又ある子は、「天国に行けるようにするんだよ。」と話した子もいました。色々考えた結果、今回は、お墓を作ることにしました。
また、会いにこれるようにと看板を作ります。目印となるように、カブトムシの絵を描いたり、「“踏まないでほしいな” って先生書いて。」と教師に話したりします。小さな生き物にも命があり、生命の大切さを言葉で伝えて理解していくことは簡単なことではありませんが、命の尊さに気づき、いたわったり、大切にしたりする姿が育ってきている姿が見られました。
お墓の場所は、思い出の森にしました。穴を掘って、お墓を作り埋めました。子どもたちの表情も、いつもとはちがって、どこか寂しそうな表情をしていました。「天国にいけますように...」「またね。」と、お墓の前で両手を合わせました。生命の誕生や終わりといったことに遭遇することも、子どもの心をより豊かに育てるという意味では大切な機会であるなと感じました。