学校ニュース

十八楼・女将の伊藤知子さんの講話

十八楼の女将である伊藤知子さんをお招きして、生き方・職業講話をしていただきました。

「家庭に入る道か、旅館に入る道のどちらを選択するか」

「不易流行という言葉を覚えて帰ってほしい」

最初にこのようなお話をされて講話がスタートしました。

ご自分が経験された進路選択、職業選択のお話をしていただくために、今のお仕事について話をしていただきました。

「観光とは「光を観る」こと、地域の光を観たいからみんな旅行をする。観光で故郷に携わっているからこそ、教育も故郷と関連しているので、教育委員の仕事にも携わっている。」

「高度経済成長からドラスティックな変化をし、周囲が次々と廃業していく状況。ブランド力のない宿はお客様にも社員にも選ばれない。その状況で自分で立て直す道を選んだ。」

「女将という職業に就くことが目的ではない。まず最初に十八楼のあるべき姿を見つけたい、十八楼や河原町の歴史を明らかにしたいという目標を立てた。でもそれは、十八楼を存続、発展させることで多くの人が幸せになることが目的。」

「目的や夢やゴールのために、その都度目標があり、そのための手段や実践の具体的な行動がある。」

そのような話から、今大切にしている「不易流行」についてお仕事の歩みを教えていただきました。

「できない理由はたくさんつくれる。できる方法を考えることを意識しよう。」

これから夢を考える、職業を考える、進路選択をする、そのような生徒にはとても心にひびく講話となりました。