1月の「いじめを見逃さない日」として、STを使って考えを伝えあいました。
一人の先生の経験談を放送で伝えました。
「今日は私の友人のエピソードを聞いてほしいと思います。
その内容は、中学校からの友人が高校時代に別の高校でいじめにあっていたという話でした。
その人は何も悪くないのに、部活の先輩に『もう来るな』とか『死ね』とか言われた。行きたくなくても無理して行った。暴力とは振るわれなかったけど、精神的に追い詰められた。今にも夢に出るし、部活の集まりで先輩が来るものは徹底的に避けている。
20年経った今でも夢に出る。
いじめた側の人はそんなことを忘れて、偶然会ったら普通に声をかけてくるんだろうな。
辛い経験はずっと多くの人の心に残ってしまうことを皆さんには知ってほしいし、忘れないでほしい。何があってもいじめる側にはなってほしくない。」
そんな話でした。
各クラスでは、「人とのかかわり方を考えたい。」「上下関係とか自分がどういう立場にいるか考えることが大切」「些細な行動で人の人生が左右される」「話を聞いてあげる人になりたい」「思い出を上書きしてあげるような関係を作りたい」「いじめる側はいつだって冗談、でもいじめられる側はいつだって本気だ」「止められなくてもサポートはできる」「一緒にいる、少しでも」など、たくさんの意見が出てきました。
いじめによってできた傷は、ずっと残る。
私たちはいじめの怖さをさらに知ることができたこと、それをなくすために何が大切かを考えることができました。