KDDI・中部大学が連携したスマホ防災教室が、3年生に対して行われました。
この教室は、県内では岐阜高校などで行われ、中学校では初めての取り組みです。
3~4人のグループに分かれて、1人1台スマートフォンが配られました。
スマートフォンからは、「ほかのグループに一人ずついる自分の家族とチャットできる」というアプリが入っています。
大雨などの大きな災害が起こり、道路等も多くの場所で寸断されている中で、各グループしかわからない避難情報などを、スマホのチャット機能で連絡を取り合い、避難場所まで被災者を救助しながら向かうルートを探ります。
「この道が通れないことを、他のグループにも伝えないと」
「被災者が、自宅にいるけど、複数人の介助が必要らしい」
「他のグループから、このポイントの被災者の救助を求められているよ」
など、自分たちの持っている情報と、リアルタイムで送られてくる他グループからの情報を相談しながら、避難ルートを決定していきました。
かなり難しい内容もありましたが、「もう少し時間があれば避難できた」「もっと情報を整理して送信すれば助けられたかも」など、達成感のある感想が多くありました。
協力しながら避難することは、「情報を適切に整理する」ことなのかもしれません。
3年生の総合的な学習の時間では、ながらMIRAI’sとして「平和学習」をテーマの中心としています。
防災や命を考えることも平和とつながっており、テーマ設定の大切な情報収集の場となりました。
今日の授業の様子は、ぎふチャン、中日新聞、岐阜新聞の皆さんに取材していただきました。