学校生活

イエナプランで「主体性・協働性」を育む【中日新聞掲載】

イエナプラン教育が全国で広がっています。

 

現在の教科書は、自学自習できるように作られています。国は子どもたちに学びに向かい力や人間性を求めているからです。

しかし、これまで授業スタイルは、教師が主導し、言われたとおり子どもが学ぶ教師一斉授業スタイルで、全く変わっていませんでした。

先生が、

①問題読みましょう

②自分で考えましょう(わからないことを相談しようとすると注意をされる場合も・・・)

③わかったところまでペアで交流しましょう

④わかった人は発表しましょう (5人ぐらい発表して正解にたどりつく)

⑤これがまとめです。これを使って練習しましょう

 

①~⑤までの学びは、先生の指示により学習者は受け身で進んでいく。子どもは学びの判断を一切していないです。

先生は、「わからないところがあれば質問してください」と言いますが、質問しているでしょうか?質問したとして、1回説明を聞いてわかったふりをして座る子どもはいないでしょうか?

本当は何度も聞きたいのに・・・、みんなの学びの邪魔になると思い・・・、わからない自分をさらけ出す恥ずかしさがあり・・・「わかりましたか?」という先生の確認はあるものの、わからないまま、履修主義でどんどん学びは進んでいきます。

このスタイルの授業のみで、子どもの自ら学ぶ力や学びの自己調整力ってどこでつくのでしょうか?

これからどんどん生活の仕方が変わり、常に学び続ける生涯学習社会を生きていく子どもたちが、先生の指示のない、レールのない社会で幸せに生きていけるのでしょうか?

大人の社会に出て行くための準備をする場所が学校であれば、授業はこれでよいのでしょうか?

昨年度のコロナ感染防止の3月から5月までの休校で、子どもたちは学びを進めることができたでしょうか?

学校の学びや生活のスタイルについて、いろいろなことを考えます。

 

本校では、これらの教育をバージョンアップして、学びの質や学校生活そのものの質を高めるために、研究を「学び合い」として実践すると共に、イエナプランの要素を取り入れた教育「なかジャンスクール」(異年齢学習)をスタートしています。

11月18日の「なかジャンスクール」では、日本イエナプラン協会から3人の講師をお迎えし、参観・ご指導いただきます。教育の質がバージョンアップするよう教職員一同、学びたいと思っています。

 

中日新聞「公立小と融合する名古屋型イエナプラン 自律と尊重の学びに注目」

※本校も紹介されています。

 

今日のイエナプラン教育

<サークル対話>

サークル対話の議題を決めだしている(国語教材の中にあります)

 

<ブロックアワー> 課題について学び合う子どもたち(5年生理科)

 

<ブロックアワー>反転学習

 

ブロックアワーの後、自分たちで学び進めた学習内容について振り返りをする

 

 

学年ごとのブログ