3月10日(金)昼休み、6年生が「担任の先生に感謝の気持ちを歌で伝えたい!」と企画したコンサートを開催しました。
観客は、担任3名。
この企画は、6年生が2カ月ほど前、突然校長室に6年生数名が訪ねてきたことから始まりました。
「担任の3人の先生方に、私たちの学年をここまで育ててもらった感謝の気持ちを歌で伝えたいと思っています。3月10日の昼休みに行いたいのですが、体育館を確保していただくことは可能でしょうか?担任の先生方には内緒にしてほしいんです。」
もちろんOK!
それからしばらく何も相談もなく、3月8日の休み時間に久しぶりに子供たちが校長室に訪ねてきて、
「3月10日の昼休みに担任の先生を校長室に引き留めていただくことは可能ですか。心配なことは、6年生のみんなに参加してもらえるかどうかが心配です。」とのことであった。着々と計画が進んでいることは分かったが、どうやらいろいろ心配を抱えながら進んでいることが分かった。できることならなるべくたくさんの仲間で伝えたい!その気持ちは痛いほどよくわかったが、「強制的ではなく、本当に伝えたいと思うメンバーでこの活動を進めることが大切ではないか?」と問いかけるだけにして後は子供たちに任せてみた。
3月10日(金)当日の昼休み。
どれくらいの6年生が賛同して集まっているかも楽しみにしながら、体育館に行ってみると、たくさんの6年生がひな壇に並んで、3人の担任の先生のためだけのコンサートを開催していました。
歌は、卒業式で歌う歌を披露してくれました。その歌を3人のためだけに歌いたい!その心は、歌声に込められ、私たちの心に突き刺さってきました。
歌の途中で既に泣いている担任。
歌が終わると、手作りの花束とメッセージカードがプレゼントされました。
6年生の子供たちと担任の先生との絆を子供たち側から見せてくれました。
このことは、学校教育目標「自律・共生・創造」がまさに6年生の姿で表出された時間となりました。
自分たちのやりたいことを仲間と共有し、計画を立てる上でたくさんの対話と創造を繰り返し、見事に達成していく力は、まさに社会に通ずる力です。子供たちが作ったフリースタイルプロジェクト!本当に大きな力とこれからの可能性を大きく感じた瞬間でした。
6年生有志が開催したたった観客3人のためのコンサート!
本当に素敵な時間をありがとう!
歌い終わって着生する6年生。この後、花束とメッセージカードの贈呈がありました。