学校行事

ひびきあい集会(人権学習)

今日12月10日(水)の5時間目に、全校児童が体育館に集まり、ひびきあい集会を行いました。
ひびきあい集会は、心を響き合わせる集会です。
12月10日の「世界人権デー」に合わせて、早田小学校でも全校で人権について考えました。
 

テーマは「性の多様性・性的少数者の人権」です。
1年生も学習しますので難しいテーマに思われますが、「女の子だったら(男の子だったら)~だろう」といった決めつけた見方や考え方が自分たちの中にないかを考えることで、誰もが自分らしく生きることの大切さに気づくことをめざしました。

まず、スクリーンに示された「野球しようよ!」「ピンク色のかさがほしいな」といった10の言葉を見て、女の子と男の子のどちらの声に聞こえるかを考えました。
にこにこ班(1~6年生混成の縦割り班)ごとに1つの言葉が与えられ、それについてどちらの声に聞こえたか、なぜそう感じたかを交流しました。
 

「メイクは女の人がよくするイメージがあるから」「たたかいごっこは男の子が好きそうだから」といった意見がどんどん出されました。
そうした中、各班担当の先生が「メイクをする男の人は変かな?」「女の子はたたかいごっこしちゃダメなの?」と問い返すと、「変じゃない」「そんなことない」といった声が聞かれ、知らない間に自分たちの中に女性、男性への決めつけた「イメージ」ができていることに気づきました。
そして、「虫とりがしたい女の子」や「おうちごっこが好きな男の子」が安心して楽しく過ごせるようにするにはどうすればよいかを考え、各班のリーダーが発表しました。
 

各班のリーダーは、「男の子、女の子だからと決めつけないようにしたい」「その人の『好き』を大切にしたい」と、班での交流を通して学んだことを語りました。
それを聞いて感じたこと、考えたことを1年生から6年生までが挙手をして発表しました。

最後に、代表の6年生が自分の経験を交えながら、今後、大切にしていきたいことを語りました。

今日のひびきあい集会は、岐阜市第2ブロック学校人権教育研究会の公開授業でもあり、たくさんの学校の先生方や地域の方々に参観していただきました。
「1年生から6年生の子たちが、全校の前で安心して自分の思いや考えが話せる姿を見て驚きました。素敵な学校ですね。」とお褒めの言葉をたくさんいただきました。