学校行事

もし自分が〇〇だったら・・・

明日12月2日(火)から3日(水)にかけて6年生が修学旅行に出かけます。
昨年度までは、修学旅行1日目、2日目と即日で児童の様子をホームページに掲載しておりましたが、写真データ等の管理を厳重にするため、今年度は修学旅行終了後にご紹介したいと思います。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

さて、明日、明後日と6年生が不在となるため、今月は今日1日(月)をいじめを見逃さない日としました。
2年主任の棚橋先生が、「もし自分が〇〇だったら・・・」というテーマで話をしました。
図書館教育担当の棚橋先生は、このテーマについて考えることができる本を、学校の図書館の蔵書から何冊か選んで紹介しました。

その中で、「WONDER(ワンダー)」という本を取り上げ、全校で考えました。
主人公のオーガストは生まれたときから遺伝子の疾患で顔が変形しています。
その手術を何度も繰り返して受けたため、彼はずっと学校に行けなかったのですが、10歳になって初めて学校に行くことになります。
しかし、学校では誰も彼の周りに座らず、横目でジロジロ見たり、ひそひそ話をしたりします。
棚橋先生は問いかけました。
「もし、自分がオーガストのクラスメイトだったらどうしますか?」
「もし、自分がオーガストだったらどんな思いになりますか?」
   

このお話の最後に、オーガストは自分の家族に向かって「学校に行かせてくれてありがとう」と言います。
彼はなぜそんな思いになれたのでしょう・・・ 全校の子どもたちは、それぞれ想像を巡らせました。

「もし、自分が〇〇だったら・・・」
この『想像』は、人の痛みへの気づきや、それをやわらげる行動へとつながります。

今日、休み時間に、棚橋先生が紹介した本を借りようと、多くの児童が図書館にやって来ました。
12月のいじめを見逃さない日は、自分の中にある優しさや強さを呼び起こす『想像』について考える日となりました。