５年生が、総合的な学習の時間に、「車いす体験」をしました。
　初めに、社会福祉協議会の方から、車いすについてのお話を聞きました。たたまれた状態の車いすをセットする方法、車いすに乗っていただくときに気を付けること、車いすの操作について、など、分かりやすく説明していただきました。

　みんなが、一番苦労していたのは、段差を乗り越えることでした。高さ１０ｃｍの段に乗り上げるときは、車いすのバーを足で踏んで、前輪を乗り上げるのがとても難しそうでした。段差を降りるときは、車いすに乗っている人が怖がらないように、そっと車いすを下すのに、とても力を使ったようです。
　マットの上を通るときは、急に車いすが重くなったようで、力を込めて車いすを押しました。

　講師の先生が何度も繰り返し話されたことは、「車いすに乗っている方に、声をかける。」ということでした。足をフットレストに乗せるときには「足を触りますね。」と声を掛けます。いきなり体に障られると、相手が不快に思うかもしれないからです。車いすをスタートさせるときや、段差を乗り降りするときも、声を掛けます。相手を驚かせないためです。
　車いすの操作は大変だと学びましたが、同時に、相手の気持ちを想像することについても学びました。