バスを利用しての社会科見学(生活科見学)が2年ぶりに実施できました。今日は4年生が美濃焼の産地である土岐市に見学に出かけました。
茶の湯体験。ボランティアの方が,先生に呈茶しています。茶碗は「瀬戸黒(せとぐろ)」という茶碗です。美濃焼では他にも「織部(おりべ)」「志野(しの)」「黄瀬戸(きせと・きぜと)」などが有名です。
美濃焼最古の登窯(のぼりがま),「元屋敷窯跡(もとやしきがまあと)」の見学。400年ほど前にできたもので,24mの斜面に14の窯が連なっていました。(窯本体はくずれてしまってありません。)
美濃焼伝統工芸士である佐々木二郎さんからお話を聞きました。伝統工芸士は,経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事されている技術者のなかから、高度の技術・技法を保持する方を認定しています。佐々木さんは40名余いる美濃焼の伝統工芸士の一人です。佐々木さんが作陶した茶碗を一人に一つずつ手にとってみることで,様々な疑問が出てきたようで,鋭い質問をたくさんしていました。
ちなみに,国指定重要無形文化財保持者(=人間国宝)で,美濃焼に関わる方は現在2名います。
「志野」の鈴木蔵(すずき おさむ)さんと「瀬戸黒」の加藤孝造(かとう こうぞう)さんです。
美濃焼の生産地の一つである土岐市下石(おろし)町の町を散策しました。町の中にあちこち置いてある「とっくりとっくん」(陶器のオブジェ)を探しています。
岐阜の伝統産業に触れる大変いい機会となりました。
来週末は6年生が修学旅行に出かけます。