ぎふMIRAI’sの取組を利用して、4年生の子どもたちが岐阜和傘の出前授業を受けることができました。はじめに、ぎふMIRAI’sチャンネルの動画をみんなで視聴しました。
動画では、和傘を作るための材料のことや、傘に仕上げて行くまでの行程がわかりやすく説明されていました。 竹にとても小さな穴を開けて、そこに針を使って糸を通しながら傘に組み立てていきます。大変細かな作業で一つ一つ丁寧に作られ、1つの傘を作るまでに1ヶ月半もかかることを知り、子どもたtもとても驚いていました。さらに、目の前に本物の和傘が次々と広げられていく様子に目を輝かせながら、興味深く話を聞いていました。
和傘はみんな知っているけれど、じっくり見る機会は少ない子が多いので、漆などできれいにコーティングされて輝いている雨傘や色鮮やかな蛇の目傘など、間近に見せていただくことができました。そのため、傘の表側だけでなく、内側の細工の美しさにも気付き、和傘の素晴らしさを実感することができました。
子どもたちからは次々と質問が出ました。「なぜ和傘職人になろうと思ったのですか?」という質問に、外国に興味があり、外国に行ってその国と人たちと触れあう中で、「海外の人たちは自分の国に誇りをもっていて国のよさをとても熱く語れるのに、自分は日本のよさを語ることができない」という思いになり、ふるさと岐阜のよさに関心をもったそうです。岐阜提灯や和紙などいろいろな伝統工芸品はあるけれど、和傘を手に取ったときに「こんなに美しいものがあるのか!」と心を強く打たれ、和傘職人の道へと進まれたとのことでした。岐阜に生活しながらなかなか知ることがない岐阜和傘のよさを子どもたちも感じたのではないでしょうか。
5,6時間目には5年生が総合的な学習の時間に、ガンダムのプラモデルを組み立てていました。
SDGsの学習だそうです。社会科で工業生産の学習もしているので、その内容にも関わる学習です。プラスチックもしっかりと分別すれば、こうして再利用できるのです。再び生まれ変わったプラスチックでできたガンダムに、夢中になって一人一人が作成に取り組んでいました。
もちろん、今日作ったプラモデルの部品がくっついていたランナー(周りの部分)や、部品が入っていた袋は、プラスチックゴミとして分別しました。