世界エイズ研究予防財団の方にお越しいただき、6年生の子どもたちが『エイズ』という病気について学びました。コロナが日本中に広がり大きく騒がれたことと、医学の発展により、この病気の名前を聞くことが少なくなりました。子どもたちの中には、あまり聞いたことがない子もいたのではないかと思います。
今日学習する病気の名前は『エイズ』
この病気にかかった人は『エイズ患者』
この病気の原因となるウイルスは『HIV』
このウイルスに感染してしまった人は『HIV感染者』
この4つを繰り返し子どもたちに確認しながら授業は進んでいきました。
聞かなくなってきたとはいえ、感染者がいなくなったわけではありません。世界中に約4000万人ほどの感染者がいるそうです。この病気は、血液から血液にしか感染しないもので、咳やくしゃみ、接触では感染しません。また、原因となるHIVウイルスはとても小さく目で見て避けることができるものでもありません。感染の可能性がある状況を知り、感染しないように自分自身で予防すれば、感染を予防できる病気だと言われました。
今、流行っているインフルエンザは、ウイルスに感染するとすぐに発症しますが、HIVウイルスは感染しても発症するまでに10年ほどかかるとうことでした。なぜ、すぐに感染することがないかというと、血液中にHIVウイルスが入ると、本来もっている免疫がどんどん壊れていくからだそうです。薬を飲めば、免疫が壊れていくのを止めることはできるそうですが、薬を飲むのをやめると免疫の減少は進行し、免疫力が低下することで他の病気に感染しやすくなってしまいます。そして、この病気の薬はとても高価で、1日7000円もかかってしまうことも教えていただきました。
で
この1時間を通して、エイズという病気について知ることができました。そして、エイズに感染しないように予防する方法も考えることができるようになりました。エイズについて正しく知ったことで、1人1人がエイズ感染を防ぐための行動ができるようになったと思います。