本校は、明治６年、学制発布とともに、擇言義校（柳津小の前身）、尚友義校（佐波小の前身）として開設され、その後、昭和３５年に柳津小、佐波小学校が統合し、柳津町立柳津小学校となりました。

その後、平成１８年に岐阜市に編入し、岐阜市立柳津小学校に改称しましたが、現在の校舎はその際に地域の方々が学校への熱い思いを結集して創り上げた美しい校舎です。

本校は、岐阜県の郷土の偉人でもある原三渓の出身地として、開設当時より、教育には熱心な風土が地域にあります。

昭和３５年には実験協力校研究発表会を開催して以来、研究実践に力を入れ　昭和４３年には、文部省指定教育課程研究調査校として理科発表会を開催し、昭和５２年には、ソニー教育振興財団主催のソニー最優秀賞を受賞しました。

平成２３年には、日本生活科・総合的な学習教育学会第２０回全国大会発表会を開催するなど、理科・生活科・社会科・特別支援教育を中心に研究推進を積極的に行っています。

【現在】

こうした取組の評価を得て、県内において岐阜教育事務所指定研修校の指定を受けるとともに、令和元年度には、第５２回全国小学校理科研究協議会研究大会岐阜大会及び第３１回岐阜県小学校理科研究大会岐阜地区大会会場校として 全国及び県内に向けた理科を中心とした研究実践の提案、発信を行い、高い評価を得ました。

さらに、令和元～２年度には国立教育政策研究所の理科における教育課程研究指定校として、教育課程にかかわる研究も同時に推進してきました。

令和３年度には岐阜教育事務所指定研修校公表会第３０回研究発表会を行い、その研究成果を公開しました。

令和４年度からはさらに３年間の岐阜教育事務所研修校指定を受け、理科、社会、生活科、特別支援教育を中心に「未来社会 を 切り拓く ための資質・能力の育成」をテーマに掲げ、子供たちの育成にとりくんでいます。

【教育に込めた願い】

これまでの伝統を受け継ぎつつも、変化の激しい、予測不可能な将来を生き抜く子ども達に必要な資質・能力を育む理科教育の在り方を発信する使命を受けている学校です。

子ども達は、笑顔がまぶしく輝く明るい存在であり、その将来に向けて可能性に満ちた存在であると捉えています。

「笑顔と輝きをうみだす柳津小学校」にしたいという願いのもと、子ども達、教職員、保護者、地域が一体となって取り組んでいます。

特に令和５年度は、学校教育目標である「よく考え　助け合い　やりぬく柳津の子」の実現へ向けて「自分づくり・関係づくり・未来づくり」を進めていきます。そのために、１年間を６つのステージ（期間）に分け合言葉とともに勉強や日常生活に取り組んでいきます。