岐阜市緊急事態宣言 令和3年8月17日

 

岐阜市緊急事態  宣言緊急対策 【期間: 8/20 9/12 】

こちら

今日は、県がすでに発表されておりますように、300人を優に超える新規の感染者を確認しているというところであります。
従いまして、本市におきましても今日は、101人という数字でありますが、つい先日までは10人+α、そして、さらに連休明けは30人+αというところで推移していたのを、いよいよ100人の大台を突破するということで、いかにデルタ株の感染力が強いかということをこの数字が明らかにしている。そういう状況にあります。
特に、10万人当たり岐阜市では、70.17人ということになりますけれども、この数字というのは先ほどの資料にもありましたように、愛知県、そして岐阜県の数字よりも岐阜市は高いということであります。
したがって、今私たちが置かれている状況というのは、愛知県よりも感染リスクが高いということにあるわけですので、今回、岐阜市として、岐阜市の独自の緊急事態宣言を発出することにいたします。
この70.17という数字が高いということを市民の皆さんにしっかりと認識していただいて、今どこでも感染する可能性があるという考え方の中で、市民の皆さんお一人お一人には感染防止対策を徹底していただきたいと思っています。
専門家の皆さんのお考えの中でも、8月の下旬がピークということでの先般、専門家会議で意見がございましたけれども、現在のこのデルタ株の感染力を見たときに、ピークがどこに来るのかということが、当然、私たちにはわからないわけで、今、市民の皆さんが協力をして、お一人お一人がしっかりとブレーキを踏んでいただくことによって、このピークを下げることができるわけですので、今後のピークはまさに市民の皆さんお一人お一人の行動にかかっているというふうに言えると思います。
今回、岐阜市としては、独自の緊急事態宣言を発出するにあたって、特に人流の抑制が最も大事であるという考えでございます。したがって、今回の緊急事態宣言においても、市有施設については原則休館、ないしは利用停止ということで徹底をしてまいりたいと考えています。
県とも連携をいたしまして、市内の県有施設につきましても、休館や利用停止等、共に対策をとっていただくわけでありますが、岐阜市内、例えばメディアコスモスしかり、岐阜城しかり、コミュニティセンター、さまざま市民の皆さんにご利用いただいている市有施設ございますけれども、今、人流を抑えて、この感染大爆発を抑え込まない限り、この感染が制御不能というふうに東京では言われているわけで、私たちがそういう状況になるわけにはいきませんので、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いしたいと思います。
あわせて、市の主催するイベント等につきましても、中止または延期というふうに判断をしてまいりたいと思います。県においても、県の見直しという方針の中で、ご対応される予定でございます。
先ほど報告ありましたが、鵜飼につきましても、今回はこの8月20日から9月12日まで、私どもの緊急事態宣言下は中止であります。すでに天候の問題もあり、また時短ということもございますので、今日からすでにもう9月12日までは鵜飼も開催できない、こういう状況であります。大変象徴的な鵜飼でありますけれども、人流を抑制するという観点から、中止を余儀なくされているということで、それぐらい今の私たちの岐阜市内の状況は厳しい感染状況にあるということを十二分に理解をしていただきたいと思います。
先ほど、平木副知事からも県の対策ということで、ご報告をいただきましたけれども、本市といたしましても、県が進めるさらなる宿泊療養施設の追加について協力をしてまいりますし、また、この勢いで新規の感染者がどんどん公表される状況になれば、県の方針である自宅療養0についても大変厳しい状況にあるということであります。したがって、自宅療養支援を行う行政、医療連携体制の稼働ということで、先ほどご報告いただきましたが、この体制についても来週を目途に運用が開始されるということで、本市としてもこの運用に行政部を中心に職員をきっちりと確保して、人員を出していきますので、全庁一丸となって、そして市民の皆さんとともに、オール岐阜市でこの難局を乗り越えていけるよう、皆さんの最大限の感染防止とご理解、ご協力をよろしくお願いします。